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シュツットガルト・バレエ団
「椿姫」
マルグリット: エリサ・バデネス
アルマン: フリーデマン・フォーゲル
11/10(日)東京文化会館
入場して配役表をもらうときに係の人に「ラッキーですね」と話しかけられた。「フリーデマンですよ」
いや、フリーデマンでなくていいからこの日(予定では別のカップル)を選んだんですが。。。
フリーデマンは若さが出て、思ったよりよかった。がエリサは妖艶さが足りないかな。病んでいるから痩せて儚くていいのだが、フリーデマンの恋人に見えてしまう。
いや確かに恋人同士なのだが、でも高級娼婦なのだから、お似合いのカップルに見えてほしくない。
ピアノが効果的。1、3幕はオケピットから。2幕は舞台の上。プロローグも少し舞台上で弾く。
マノンのシーンが多すぎ。舞台だから演出に限界あるけれど、フツーに踊るので、そちらが気になり、マルグリットへの集中力が欠けた。
最後にノイマイヤー登場。いやーかっこいい。
ひとつ疑問
19世紀にはバレエの「マノン」はなかったよね?
東京文化会館、招待した(らしい)子どもがあちこちに固まって座っていた。私の後ろの子どもがずーっとうるさかった。子どもが見て楽しい作品ではないよなぁ。見たい子は静かにしていてください。
満員御礼ではなく、けっこう空席があった(だから子どもを招待したのかな?)もうシュツットガルトは飽きた?「椿姫」は飽きた?
まぁ、「定番だからみんな来てね」という魂胆は見え見え。クラシック全幕に比べたら、踊る方も楽だろうし。
次回はどうする?
チケットも高いしね。
「白鳥の湖」のジークフリートも「ジゼル」のアルブレヒトも愚かだけど、「オネーギン」のオネーギン、「マノン」のデ・グリュー、「椿姫」のアルマンも別の意味で愚かだね。
高級娼婦(吉原の花魁)とボンボンの恋は歌舞伎にもある。男性の永遠のテーマ(あるいは夢)なのか。
いくつかわからない箇所があったので、原作の小説を読んでしばし余韻に浸る。