信じ切ること
「私は、あなたを100%信じているよ!」
とS君に私の気持ちを伝えた。
朝からトラブルを起こしたS君と向き合った。
暴力はいけないこと。ちゃんと話し合いで解決しよう!と。
自閉症スペクトラムの診断があり、
行動を抑えるための薬を服用しているS君
登校前に服用しているが、効き目が出るまでのタイムラグにトラブルを起こしてしまうのだ。
今日は、他の教室に入ろうとしたR君の行動を阻止しようとして、つい手が出てしまったS君。
R君も自閉症スペクトラムの診断があり、すぐにカッとなってしまう特性がある。S君に対して、仕返しの手は出さなかったものの、すごい剣幕で私に訴えてきた。
私は、直接その現場を見たわけではなかったので、双方から話を聞き、状況把握に努めた。R君の言い分は「S君が僕の目を突き刺してきた!」とのこと。
S君の言い分は「ほっぺたをかすめただけ」だった。二人の話に食い違いがある。
しかし、先に手を出したのはS君であり、そのことは本人も認めた。
それに対して、R君は仕返しの手出しはしていないとのこと。
私:いかなる理由があっても、先に手を出した方が加害者になるんだよ。相手に手を出したことに関しては、誤らなくてはいけない!ことを話した。
S君:俺は、目を突き刺してはいない!謝るのは嫌だ。
私:そうなんだね。わかった。私は、あなたのことを100%信じるよ。ほっぺたをかすめたんだね。でも、先に手を出したことはいけないことだよ。
S君:俺が誤った時に「いいよ」と言うRの態度が威張っているようで嫌なんだ。だから、誤りたくない・・・とのこと。
(なるほど!そういう理由なんだ)
私:そうなんだね。R君の態度が嫌なんだね。そうか・・・。
もし、私の子どもが学校で友達にやられて、相手が誤らなかったら学校に殴り込みに行くかも!私の大事な子どもをいじめるヤツは誰だ!ってね。
親は、自分の子どもを必死で守るんだよ。
S君がどうしても謝りたくないのなら、S君のお母さんに話をして代わりに誤ってもらうしかないね。どうする?
自分の気持ちをコントロールする練習をするために、チャレンジ(特別支援)学級にいるんだよね。だから練習しよう!
S君:・・・・・
今日の朝の出来事、時間をかけてS君とじっくり話し合った。いろいろと言い訳をしてくるS君だが、すべて受け止めて話を聴くことに徹した。
「私は、あなたを100%信じているよ!」と思いを込めて
6校時になって、S君が言った「俺、Rに誤ってくるわ!」
今週の締めくくりハナマル💮
気分も軽やかに家路についたよ♡♡♡
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