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まさか引越しだなんて|巣づくりログ #0

わたしは今の家がとても気に入っていて、約3年住んだが当面(少なくともあと5年くらい)は住み続けるつもりでいた。

引越しは大変だし、職場が変わるわけでもないし、何よりこの家が気に入っている。入居時は新築で今も綺麗で、充分な広さがあって、周囲も静かで、駅までは歩くけど3路線使えて、駐車場もある。細かいお気に入りポイントもたくさんある。その割には家賃も安い。

ただ一点だけ、特に夫が気にしていることがあった。
地震・津波のハザードマップを見るとちょっと危なそうなこと。
とはいえ、海がそんなに近いわけではないし、避難所はすぐそこだし、家も1階ではないし、ギリなんとかなるだろうと思っていた。

そんな中、今年は地震が各地で発生し、お盆休み前には南海トラフ地震の臨時情報も出た。
南海トラフともなると耐えられるか怪しい……、いや、絶対に無傷とはいかない地域。家がぺしゃんこにならなかったとしても、設備が壊れてしまったり多少浸水したりする可能性は大いにある。今回ばかりはさすがに不安になった。

夫が「やっぱり早いうちに引っ越そう」と言い出した。

引越しの面倒臭さ、年末に海外旅行を控えていること、今の家への愛着によって、災害に備えたいのは理解しつつもわたしの腰はなかなか上がらなかった。
住まいへのこだわりが強いのはわたしなので、物件探しは自分でやらないと気が済まない。でも面倒臭い。今の家が好きすぎて、このクオリティを求めたくなってしまう。かつ安全な場所……となると、家賃は上がるに決まっている。

数週間うだうだして、ようやく物件情報サイトで探し始めた。
やっぱり、いいなと思う物件は今より2万円前後高くなる。(というか今の家、破格過ぎないか……?)

ここなら家賃も(数千円上がるけど)大丈夫そう!という物件に内見に行ったが、警備料があったりネット回線が別契約だったりして、結局高くついた。夫の限界値を超えてしまった。
あ~、家としてはすごくよかったのに~。。。

リモートワークでおうち時間が長いわたしたち夫婦だからこそ、住環境を妥協してどうするの!?という考えのわたし
 VS
生きているだけでそれなりの金額が垂れ流しになるのが不服な夫

いや、わかるよ?わかるんだけどさ……。
そりゃお金はかからないほうがいいけど別にそこまで切り詰めるほど貧乏じゃないじゃん……?
家に萎えポイントがあったら毎日萎えなきゃいけないじゃん……?

ある程度の相場感や今の家賃を気にして探してやっと折り合いの付きそうなところを見つけたのに……。無念。

わたしは家を一番好きな場所にしたい。妥協したくない。
決まりかけたところから白紙になって、また1からかと思うと気が遠くなるけれど、幸い引越し期限はないから、いい出逢いを気長に探します。

後半ブーブー言ってしまったけれど、新居での巣づくりはとても楽しみ。
巣づくりを楽しめるおうちに引っ越すぞ!!!


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