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人生初コンペ!!アートオリンピア2024応募の報告と結果について


「楽譜みたいな美しい絵が描きたい!」
そう思った4年前。
良き師に出会い、その生き様、画家と言う職業に憧れ、私も色と音を追い求めて生きていきたいと思いました。
相変わらず先生からはダメ出ししかもらわないけど…それでも、何かきっかけが欲しくて。少しでも前に進みたくて。人生で初めてアートコンペなるものに応募してみました。
今日は、そんなコンペに応募するまでの経緯や結果報告、私の作品に関することを初めて書いてみようと思います。また、今回は初めて有料記事にも挑戦してみました。これからコンペに応募する方の参考になればと思うのはもちろんのこと、日本と海外のアートに関すること、良い作品とはどんなものなのかについても少し触れています。ご興味のある方は、是非購読していただけると幸いです。


まず、応募するにあたり最初の課題は、数あるコンペの中からどれに応募するかを、自分自身で選ばなければいけないと言うことでした。
今回のコンペ、先生には内緒の応募。
と言うことは、何のアドバイスも貰えない中での、完全素人目線での出品。おまけに、完璧な作品しか認めない先生のことですし、万が一バレた場合「まだ早い!」なんて機嫌を損ねてしまう可能性大。その上、選んだコンペの応募締め切り日がギリギリで新しい絵を描く時間がなく、過去作品から出さざるを得ないと言う最悪の状況…だけど、どうしても出品したかったので勢いで強行出品してしまいました。
ひとまず、今まで先生に見てもらった作品の中から反応が良かったものを出すことに。
連日ネットで探しまくり、何とか選んだ私の初コンペでしたが、その記念すべき第一号は…


アートオリンピア2024に決定いたしました〜!
パチパチ〜


なぜこのコンペに決めたかと言うと、
①ジャンル不問
②平面作品のみ
③外国人アーティストが審査員にいる
と3拍子揃っていたから。
では、なぜこの3つを重要視したのか?
少し説明させて下さい。

まず、①は言わずもがな。
自分の作品が抽象画なので、ジャンル不問か抽象画のどちらかが募集要項にないと、そもそも応募できなかった。ジャンル不問と書いていても、過去の入賞作品が具象画ばかりなど、暗黙の了解で抽象画お断り的なコンペもあるので、そこはHPをよく確認しました。

そして②。
これは、平面作品と立体作品が混合で審査されるとなった場合、もう応募する前から評価してもらえる自信がないなと思いまして…
と言うのも、立体作品って強いんですよ。それは、審査の勝敗を意味する強さではなく、立体と言う存在が強いと言うこと。例えば、どんなに上手く書いた木の絵でも本物の木と比べた場合、どちらが手描きかはすぐに分かりますよね。
筆と絵具だけを使った平面作品が、立体作品の「素材の強さ」みたいなものに打ち勝つには、よほど技術がないと難しい。(記事の後半で実際に私の作品を使って、もう一度説明しています)
今の私にそこまでの画力はないし…あえて無謀な条件に挑戦することもないなと思い、今回は平面作品のみのコンペに絞りました。


最後の③については、普段私自身が授業の多くを海外作品から学んでいて、わりと作品の価値基準が海外寄りだと思ったから。
今回のコンペは、審査員の合計点数が高い方から順位が決まる得点制の審査。私がそもそも、入賞できるような画力に達していない前提だとしても、やはり少しでも高得点を狙いたい。作品の価値観が似ている海外の審査員の方が得点を貰いやすいと考え、この条件を選びました。

ちょっと余談なのですが、私の先生はよく「風景画や人物画など、分かりやすい作品しか理解できない日本人が多いのは、国の教育・政策がそうさせているからだ」とおっしゃいます。
海外(特にフランスをはじめとするヨーロッパ)の方々は、きちんと規制された景観の中で、芸術作品のような街並みと多くの世界遺産に囲まれて暮らしています。その時点で、日本人とは美的センスや美に対する理解力が違いすぎるんだとか。向こうの方は幼少期から、息をするように自然と芸術的感覚が養われている。日本も国がもっと街並みを管理し、レベルの高い芸術を身近に感じられるようにしないと、良い芸術家は育たないと言います。

先生のこのお話し。
授業中繰り返し聞かされ、あまりに何度も熱弁するので最近は聞き流していましたが←失礼
今回のアートオリンピア2024審査員特別賞の作品を見て、その意味を理解しました。

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