ショックと恐怖 その2
外来診察日だった今日。
だいたい午前中には終わるので、今日のランチは何にしようかな〜、
焼肉屋さんの焼肉ランチセット? 定食屋さんのすき焼き定食もいいな、
なんてウキウキしていたら、旺盛な食欲も失せることに……。
腫瘍マーカー
腫瘍マーカーの数値が上限値をオーバーしていてショックを受け、
術後補助化学療法の抗がん剤内服をやめて、ほぼ元気に過ごしている自分でも
「闘病」しているのだろうかという疑問なんてふっとんで
立派に闘病中なんだと実感した、前回の外来診察日。
それから1か月。
今日も採血管4本分の採血をしてから診察へ。
血液検査結果に主治医が赤ペンでラインを引いたのは、腫瘍マーカー欄。
先月よりも数値が高くなっていました。
3回続いたら
今回が上限値オーバー2回目。
再発・転移ではなく、まだまだ何かしらの変調で
数値が上昇しているだけという可能性もある、と。
でも、上限値を3回オーバーしたら、医師としては再発・転移を疑うそうで。
なんといってもリンパ節に6個も転移があったステージ2Bですもんね。
最初の告知のときはノーショックで、
「なんで自分が……」とかまるで思わなかったし、
死が顔をのぞかせていても怖いとは思いませんでした。
なのに、今日はショックでした。
手術から1年も経っていないのに? なんで自分が? と思いっきり思ってた。
怖いよ。イヤだよ。泣きそう。
涙目で支払いを待っていました。
結果は来月
主治医は今日の診察後にCT検査を、と提案してくれたのですが、
今日に限って、採血後診察までのタイミングで
朝食代わりの軽食を摂ってしまったため、次回外来診察に合わせての実施に。
かくして、12月1週目にCT検査、2週目に血液検査と診察となりました。
CT検査で再発や転移が認められたら、再びの抗がん剤、
今度こそ予防ではなく“治療”を始めることに。
また、再発・転移があったとしても、
今の段階ではCTで発見できないレベルかもしれない、
それでも腫瘍マーカーの数値が上限値を超えていれば、やはり抗がん剤治療、と。
次はきっとエスワンタイホウの内服だけではダメなんだろうなぁ。
恐怖のもと
先日、亡くなられたブロガーさんに触れた記事にも書いていた“恐怖”。
これの正体、というか、何を恐怖に感じているのか、
今ひとつ自分でもわかっていなかったのですが……。
怖いのは、死ではありません。
そこまでの道のりです。
7月に、抗がん剤の副作用で固形物はもちろん水分も摂れなくなり、
まともに動くことができなくなりました。
あんな日々を、いや今度はきっとそれ以上のつらい日々を
過ごさなければならないことが恐怖なんだ、とわかりました。
再発・転移に対する抗がん剤治療の先にあるのは、
根治なのか、ただただ延命なのか。
もしも来月、上限値オーバーしていたら、しっかり確認しなければいけません。
抗がん剤治療を受ける、受けないはそれ次第なのです。