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本日2月3日は立春。
東京は寒く、空はどんよりしていますが、春の始まりの日です。
春の始まりとともに、1年の始まりともされているようで。
皆さんにも自分にも、素晴らしい1年が待っていますように☆
節分
昨日は節分。節分といえば、豆まきと恵方巻と鰯です。
今や全国区の恵方巻ですが、関西出身者(私)にとっては幼い頃からの習わし。
今年も行列のできる寿司店の恵方巻を予約して、夜に鰯と一緒にいただきました。
それで思い出したのが昨年の節分。
手術のための入院を終えたばかりで、退院2週間後の術後初外来もまだ。
食事としては、消化の悪いものはダメ、ごはんはお粥といわれている時期です。
でも、どーしても食べたかった。
消化が悪い海苔がべったりでも、
胃がないために口に入れてから殺菌ができず、食あたりを起こしやすいため
新鮮なもの以外はダメと言われている生ものが入っていても、
恵方巻が食べたかった!
ありがたいことに全国区になった恵方巻は具材もいろいろならサイズもいろいろ。
なるべく生ものの入っていないハーフサイズの恵方巻を探して、食べました。
話が少しそれますが、入院中に同室のSさんと交わした会話のお話。
内容は圧倒的に食べ物のことが多く、よくしていたのは互いの好物の話。
好きな食べ物はとんかつだというSさんでしたが、食道を摘出したため
揚げ物は控えるようにと言われていました。
にもかかわらず、退院から1週間ほどで食べたそう。
でも、体に異変は現れなかった、と。
さて、術後の体にはあまりよくなさそう……いや、
食べるよ〜と栄養士さんに言ったら、確実に止められそうな恵方巻。
今、振り返ると、よく食べたなと思うレベルの危険メニュー(笑)。
しかし。
食べた結果、まったく何も異常は出ず。
食べたい気持ちは体の機能を超えるのかも。
もしくは、Sさんも私も異常に強い胃や食道や腸の持ち主なのかもしれません
(だから、同じ状態の方にオススメはしません)。
健康(?)な時期
昨年の節分を思い出し、「恵方巻、よう食べたな」と思うと同時に、
退院直後の節分頃が最近では一番健康な時期だったなー、と。
胃を全摘出している時点で、まったく健康ではないんですが(笑)。
退院後、徐々にとはいえ食事量も増えつつあり、
天候が悪くなければ2日に1回は30分以上のお散歩にも出かけ、
体重も今より10kg以上多く……。
その後、節分から1週間して、吐き気がおさまらず2度目の入院。
で、逆流性食道炎発覚。
3月には術後補助化学療法がスタートし、副作用でボロボロに。
7月に抗がん剤の服用を中止して以降、食の面では快調ながら、
上がらない体重の数字と体力と、上がる腫瘍マーカーの数値。
今も決して不健康というわけではありませんが、
昨年の節分頃にはなかった、逆流性食道炎の薬の毎食後服用だけでも、
昨年の同時期よりは健康ではないなと思うのでした。
術後1年検診
節分より遡ること約1週間。
1月27日(月)は、術後1年の検査でした。
造影剤を使ったCTと内視鏡、どちらも大きな問題はなし。
12月のCT検査でみられた吻合部の腫れもなくなり、
不具合があるとすれば、逆流性食道炎だけ。
そして、腫瘍マーカー。
上限値を下回りました! やったー!!
といったような検診結果で、
これまでは毎月だった外来診察も次回からは3か月に1回に。
やっと親にも正々堂々言えます、「順調だよ」って。