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久々に映画館でみた映画『はたらく細胞』が劇的だった件

映画『はたらく細胞』をみた。
コミックは読んでいなくて、アニメをチラッとしかみた程度だが、問題なくストーリーにはついていけた。

『はたらく細胞』を簡単に説明すれば、我々の体のなかにいる細胞たちを擬人化して、風邪や花粉症、ケガ、病気になったときどんな働きをしてくれるのかを物語るお話だ。

ここからはじゃっかんネタバレになってしまうので、これからみる予定の方は戻っていただいて。

∽∽∽

『はたらく細胞』はアニメをチラッとみた限りでは、実にほんわかしたお話である。
だから映画も、基本的にはほんわかとしたストーリーなのだろうと思っていた。
一部「怖い」とか「子どもにみせるのは気をつけたほうがいいかも」といった口コミが目に入ってしまっていたのだが、それもまあ、細胞がウイルスやばい菌と戦う様子がけっこうバイオレンスなのかな、程度にしか思っていなかった。

よくよく考えてみれば、『はたらく細胞』のお話をもし映画として映えるように劇的なストーリーとして描くのであれば、やっぱりウイルスやばい菌と戦うシーンは外せないのであり、ウイルスやばい菌が強ければ強いほど画になるわけだ。

それはつまり生死が懸かったようなケガや病気であればあるほど、ドラマティックになる。

ということでまあ、相当重たい病気にかかるキャラクターが現れる。
クライマックスのあれを描きたければその病気にするしかなかったのだろうし、感情を揺さぶるにはそのキャラクターが病気に罹るのが正解なんだろうけど、そこまで描く必要あったのかしら…。
と、個人的には考えてしまった。

でもまあ、ね。
阿部サダヲさんの「肛門」は相当笑えたし。
DJ KOOさん(ニューロン)の恋愛ブチ上げショータイムはこちらまでアドレナリン・ドーパミン・エンドルフィンが分泌された気がするし。
なにより、山本耕史さんがキラー細胞として要所要所で躍動してくれて、板垣李光人さんも赤血球として登場シーンも多かったので、総じて満足である。

∽∽∽

そんなレイトショーの帰り道、晩酌のお酒とおつまみを買おうとコンビニに寄ったが、どれもこれも体に悪い気がして、いつも以上に悩んだ。

だって酒を呑んだらわたしの体内の板垣李光人さんがアルコールでいたぶられるんだから。
ちょっと飲酒もはばかられるわ。

と、しっかり映画の影響を受けて、「ごはんもちゃんと食べよう」と、ピーマンの肉詰めとゆで卵、そしてやっぱりお酒も買って帰宅したのであった。



今日も読んでくれてありがとうございます。
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