落ちたWiFiとイケメンの会釈
昼、オンライン打ち合わせの最中に突如WiFiが落ちた。WiFiが落ちること自体はたまに起こるが、待てど暮らせど電源が点かない現象ははじめてだ。
仕方がないので打ち合わせにはスマホのテザリングでWiFiを確保して再参加したものの、今度はスマホが熱くなりすぎてテザリングが強制終了し、また打ち合わせから落ちる。
こんなことではまったく仕事にならない。
打ち合わせを終えてすぐに管理会社に電話すると、同じマンションのほかの部屋からも同様の問い合わせがすでに入っているらしく、現在調査中とのことだった。つまり、いつ復旧するのかもわからない状況である。
リモートワーカーにとってWiFiはガス水道より上位にくるぐらいの必要不可欠なインフラである。
ここは田舎の街だ。東京や大阪とはわけが違う。WiFiが使えて仕事もできるようなスポットはなかなかない。
唯一の救いは今日が月末でないことだ。仕事はあるが差し迫った締切はないため、もう諦めてリフレッシュすることにした。とりあえず散歩だ。
∽∽∽
心なしかいつもの散歩コースも今日はよく人とすれ違う。登山やハイキングにおいてすれ違う人と挨拶を交わすように、うちの近所の散歩コースでもなかには「こんにちは」と挨拶してくれる人がいる。
だいたいがご年配の方だが、今日は目がパッチリしたハイパーさわやかイケメンが会釈してくれた。
気のせいではない。間違いなく目が合ったし、ぺこりと会釈していた。
わたしのMPが200回復した。
管理会社のお客さま窓口担当者は、WiFi不具合の原因がわかったらまた連絡しますと言っていた。
…とかいって、帰ったらしれっとWiFi復旧してないかな~と淡い期待を抱いて帰宅したが、電源ボタンを押してもうんともすんとも。
残念ながら今日はもう連絡がくることはなさそうだ。よって、復旧は早くても明日となるだろう。
では、明日から一体どうしたものか。
手立てをいろいろ考えてみたものの、どの手段もどこか重大に不便なところがあって決めきらない。
さわやかおにいさんの眩しい微笑みがリフレインされる。まったく、わたしの明日も眩しすぎてみえない。
この困った状況のなかでひとつ希望があるとすれば、電気関係の故障はよい変化の前ぶれだというジンクス(?)である。
じたばたしたところでWiFiが復旧してくれるんけでもない。どんな変化がわたしのもとにやって来てくれるのか、楽しみに待とうではないか。
困ったときこそどん!と構える。
そういうことを教わった1日である。
今日も読んでくれてありがとうございます。
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