ムダがないから問題なのよ
本屋に寄ったら、2025年の手帳コーナーが設けられていた。そういえば、わたしが毎年使っているほぼ日手帳も今月から2025年のものが販売されている。
これまではMOTHERシリーズのカバーに惹かれてほぼ日手帳を購入していたように思う。だってまったく使いこなせていなかったもの。
でも先月あたりから、1日24時間のスケジュールと、実際どのように過ごしたのかを、まあまあちゃんと記録しはじめた。
「まあまあちゃんと」なので、記録をつけなかった日もある。実績の記録が抜けている日は、そういうことなのだ。
予定していたことがぜんぜんできずにぐちゃぐちゃになっちゃって、記録をつけたくなかった日。だから、良し悪しでいえば「よくない日」だ。現段階では「よくなかった日ですね」ということがわかればじゅうぶんだと思っている。
記録をつけはじめて意識が芽生えたからなのか、もともとそうだったのかは定かでないが、「なにをしていたかわからない時間」がほとんどない。というか、記録しているからなくなってきたというか。
一見ムダがなくてよさそうだけど、自分としては「ムダがないからこそ問題」である。ムダがあるなら省けばよいが、省ける「ムダ」がないんだもの。記録をつけなかった「よくない日」も、だいたい仕事が押しているのだ。だからもう記録するのが嫌になってしまう。
ジムとスーパーに行って帰ってくるのに2時間。自転車なら1.5時間。
洗濯物をたたむのに20分。
夕飯づくりはだいたい1時間。
そういうことが明確にわかってきたからスケジューリングの精度も上がっているはずなのに、ぜんぜんスケジュールどおりには進まない。
原因は、仕事にかかる時間の振れ幅、とくに連絡にかかる時間が読めないから。
スマホの通知もデスクトップ通知も基本的に全部OFFにしている。せっかく集中しているタイミングで通知がくると一気にスイッチが切れるから。だから「連絡対応の時間」を設けているが、甘くみていた。
企業の中間管理職になったつもりで、連絡にだいぶ時間を割く必要がある。
管理職というのは、その就業時間のほとんどが部下からの報連相に費やされると思う。少なくともわたしが組織で働いていたときの上司はそうだった。
報連相といっても「了解!」ですむものもあれば、トラブル発生緊急事態もある。「課長、今ちょっといいですか」が朝から晩まで続く。そういう部下のあれこれに対応しながら、自分は自分で上司への報連相もしなければならない。
現在のわたしも一緒なのよ。「了解!」ですむものもあれば、予測不能のヘビーな連絡もあって。
「連絡の時間をもっと増やせばよいだけだろう!」
そうなのよ。でもそうすると、睡眠時間なしで仕事しないと締切に間に合わない。
だからといって仕事を減らしたら、収入が減ってしまう。
食事や睡眠をたまに削るぐらいなら問題ないが、毎日食事と睡眠を削っていたら倒れてしまう。倒れてしまったら元も子もない。
ムダがないからこそ問題。
慣れや場数ももちろん必要。
でも「慣れていないから、まだ場数が少ないから」といっていては、なにも変わらない。
これといって解決策はまだみつかっていないけれど、現状の記録として。
「できない」がどうやったら「できる」になるか。
頭使っていこう。
今日も読んでくれてありがとうございます。
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