初体験以外のつかれもどっと出た
そういえば、自分の人生で正社員で働いた期間よりも、こうしてフリーランスとして働いている期間のほうがとっくに上回っていることにさっき気がついた。
この仕事にもだいぶ慣れてきたけれども、未だに初めてのことだらけだ。
「これに慣れたらもっと仕事が楽になるだろう」と踏んでいても、「これ」に慣れる頃には次の「あれ」がニヤニヤしながら待ち構えていて、なかなか楽をさせてもらえない。
自動車や新幹線、電話、インターネット、そしてAI。
もっと移動が速くなる。もっとコミュニケーションが容易になる。もっと作業が効率的になる。実際たしかにそうなった(そうなる)とは思うけれども、仕事は楽になっていないのと近い気がしている。
とまあ、話はそれたが、今日も今日とて初体験がやってきた。
もう起きた瞬間から緊張していて、終わってからどっと疲れが出たし、何なら今も筋トレ後のように頭も体も火照っている。
…というか、今日の疲れだけではない疲れまで、身体が放出しようとしている気がする。
それはおそらく旅行前の締切ラッシュにはじまり、まったくの非日常に身を置いた旅行の疲れもあるだろうし、ふだんなら比較的スケジュールに余裕のある月初からまた締切ラッシュに立ち向かっていることによる精神的疲労もあるだろう。それに、シンプルに寒くなってきたし。
いつもなら「いつか疲れが出るだろう」と警戒しておけるのに、わたしとしたことが今回は完全に見落としていた。
…ということで、無事に初体験の業務を終えた今日のわたしは、もうほとんど使い物にならなかった。
ものすごい遅さでなんとか目の前の案件にキリをつけ、夫に「今日は夕飯休みます」と連絡し、数日ぶりにゆっくり湯船に体を沈めた。
日常生活における気持ちのよい瞬間ベスト3をあげるとすれば、喉がカラカラの状態でいただくビールの一口目と、ふとんで眠りに落ちる瞬間と、温かい湯船にゆっくりつかるひとときだろう(順不同)。
やらなければならないことは大から小まで山積みだし、ふだんはこれからが本番ともいえる時間帯だが、さすがに今日は閉店しようと思う。(おつかれさまの一杯は呑む。)
∽∽∽
こうならないようなスケジュール調整…というのは、この仕事では、今のわたしには、難しいのかなと思っている。
しかし、こうなる前の適度な息抜きなら、もう少しイージーではないだろうか。
そして適度な息抜きを挟みながら生き抜いていくことを「メリハリがある」というのだろう。
緩めることと、ピンと張ること。
今の自分は、張って張って張って、張りつめて切れるしかない。
アクセルは遊びたっぷりだが、ブレーキには遊びがない。
痛い目みる前にリスク回避できるようになりたいのだけど、なかなか。それでも大事故は防げているだけ、よしとしてあげよう今は。
…緩め上手になりたいものです。
今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたの直近の「初体験」はなんですか?