個性がなくても問題ないから、とりあえずやってみ。
「俺めちゃくちゃふつうだから!」と豪語する、ふつうじゃない友人がいる。
彼とのつき合いは4年ほどになるが、わたしからみたら「ふつう」なところを探すほうが難しい。
「自分にはなんの特徴もない」と自称する人をたまにみかけるけれども、わたしが今まで出会ってきた人は、全員なんらか特徴がある。
特徴がないというのは正しい表現ではなくて、おそらく多くは「仕事で発揮できる強みがない」といいたいのだろうと思う。
…別になくてもよくない?
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強みを伸ばそう!
個性を活かして!
自分らしさ!
オリジナリティ!
こんなことばかりいわれるから、
強みがないから、個性がないから、「わたしはだめだ」となってしまう。
もう1回いうけど、強みも個性もない人なんてわたしはいないと思う。
でも自分の強みや個性は、自分ではなかなか認識しづらいのもわかる。わたしもそうだし。
それをふまえたうえで、個性がないこともまた強みではないかと思いたい。
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このnoteは自分の脳みそをひっくり返したようなものだからまだ個性的かもしれないけれども、ふだん仕事で書いている文章については本当に無個性だと思っている。
もちろんコピペはしないけれども、もっと独創的でオリジナリティにあふれる文章を書けないものかと、頭を悩ませるときがある。
でも先日、担当の編集者さんからこんなフィードバックをもらって考えをあらためようと思った。
自分の色を出さないことで評価され、重宝されている。
「言われたことしかできないようじゃねえ…」とは、一般的には褒める表現ではないが、言われたことを言われたとおりきちんとできることもまた能力ではないだろうか。
だから、自分に個性がないと悩んでいるのなら、まずは言われたことを言われたとおりきちんとやってみたらよいと思う。
そのなかで、もしかしたら自分なりの工夫が生まれるかもしれない。
「こういう作業は好きだけど、こういう作業は好きじゃない」と、好き嫌いがみえてくるかもしれない。
ていうか、個性がないと自分で思うのなら、まず言われたことをちゃんとやらないでどうするの。
言われたことをやりたくないと思うのなら、あなたには「そういう作業が嫌い」、「やりたくないことはどんなに言われてもやらない頑固な性格」、「納得できないことはできない性格」といった個性をちゃんとお持ちです。
やってみもしないで、なにも考えないで、タイムラインに流れてくるあの人やこの人を指をくわえて眺めているだけでは「役立たずの無個性」か「シンプルに使えないやつ」だよ。
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個性がない、ということは、色でたとえるなら透明だ。
何色にもなれる。
無限の可能性がある。
そもそも透明のままでいたっていい。
だって窓ガラスが真っ黒だったら鬱になりそうだし、お惣菜のパックが真っ青だったら食欲が失せるだろう。
無色透明な自分を、どう使うか。
無色透明な自分が重宝される場所はどこか。
個性がないこともまた立派な個性。
(個性がない人はいませんが)
今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたの個性的なところはどこですか?
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