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辛いのはなにをやっても無反応

あくまで個人の感覚だが、嫌なことばっかり起きるのと、なにをやってもうまくいかないのは、似ているようで違う。

前者は「降ってくる」イメージ。
後者は「返ってくる」イメージ。

嫌なことばっかり起きるときは、予測不能なトラブルが続くとき。
夕立に降られたうえに電車が人身事故で止まって、疲れ果てて帰ってきてストックがあると思っていたカップラーメンがなかった、みたいな。

一方で、なにをやってもうまくいかない状態は、こちらのアクションが全部裏目に出る感じ。相手の胸元にボールを投げたはずなのに、右から投げ返ってきて顔面デッドボールみたいな。

どっちも嬉しくないけど、どちらもまだ気の持ちようでなんとかなる。
まあこんな日もあるか。
不運も長くは続かないわ。
次は違う対応をしよう。
次はもっと準備しよう。

なにをやってもうまくいかない=それだけトライ&エラーをまわしてる証だから。ひとつひとつエラーを潰していけばいい。

このふたつと似ているようで、もっとタチが悪い状態はどんなか?
「なにをやっても手応えがない」だ。

∽∽∽

なにをやっても手応えがないと、詰んだように感じる。
筋トレを始めたけれど、見た目も変わらないし筋肉がついているように思えない。結果が出ないなら、しんどいしもうやめようかな。
もらったアドバイスを実践しているんだけど、なにかが改善しているとも思えないし実力が身についているとも思えない。このまま続けて意味あるのかな。

つまり無反応。

反応がないので、量が足りていないだけなのか、そもそも方向性を間違えた努力をしているのか、原因を判断できない。

世の中には「1ヵ月でマイナス5kg!」とか「3ヵ月で収入が倍に!」とか、「このぐらいの期間でこのぐらいの効果が出ましたよ」といった謳い文句で売られている商品・サービスがたくさんある。
数字を使われると具体的にイメージできるから買い手にとってはある意味購入の判断基準になるし、売り手にとっても狙い通りといえる。

でも「1ヵ月でマイナス5kg」って、100kgの人と50kgの人とでは大変さが違う。
「3ヵ月で収入が倍」も、もともとの収入が1万円の人と50万円の人とではスケールが違う。

そういうことを想像しないで数字だけを鵜呑みにしていると、無反応だったときに強烈に焦るし、落ち込むし、詰んだ気持ちになる。

人は人。平均は平均。自分は自分。
数字は参考にはなるが、参考にしかならない。

もう一度自分と目の前のことに焦点を当てて
やり方をちょっと変えてみるのも選択肢。
変えずにそのまま取り組むのも選択肢。
諦めてぜんぜん違うアプローチを試してみるのも選択肢。
誰かに相談してみるのも選択肢。
どうするか、悩むよね。

わたしも今手応えを感じられず悩んでいることがある。
でも努力の方向性は合っていると思うから、たぶん今は成長曲線の踊り場にいて、もういくらか続ければ伸びる時期がやってくると信じている。
だからわたしの選択肢は「考えて工夫しながら続ける」だ。

汚い言葉を吐いて自分を納得させるのは簡単ですけど
ところでお前の生きがいソレなの?悔い改めろよな

なにやってもうまくいかない / meiyo


今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたにとって今「無反応」なことはなんですか?さあどうしましょう?

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