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変えることは終わること

現状に100%満足している人はおそらく少なくて、大なり小なりなんらか変わりたい、変えたいと思っているはずだ。

「変える」というのは、言い換えると「今まで続けてきたことをやめて、新しい行動を取り入れる」行為だ。

なんとなくスマホを開くのをやめて本を読む
引きこもりをやめて散歩する
運動しない習慣をやめて筋トレを始める
居酒屋で「もう1杯」をやめて、早く帰って早く寝る。
夜ふとんで動画を開くのをやめて、目を閉じる。

新しい行動を取り入れる前に、それまで続けてきた行動をやめる必要がある。これがなかなか難しい。

わたしはいつも思う。
ものごとを始める・続ける・終わるの3フェーズは、だんだん難しくなる。
終わるのがいちばん難しくて、始めるのはいちばん簡単。

始める<<<続ける<終わる

継続期間の長いもの、深く自分にしみついたことほど、終わるのは難しい。
強い意思が必要だし、時につらいし、無理すると燃え尽きたり、逆にリバウンドしたりする。

あと、完ぺきを求めてもうまくいかない。
3勝2敗、4勝3敗、16勝15敗…。
圧勝でなくてもいいから、勝ち越しを積み重ねる。

簡単に書いているけど、わたしの経験上、これだってなかなか容易でない。

∽∽∽

なにかを変えようとするとき、我々は「変える」ことに意識を傾け、意思の力を注ぎ込みがちだが、たぶん力点が誤っている。

ズレた力点に力をくわえても、効果は限定的である。

変える=プロセスに注力するのではなく、理想の姿=ゴールに注力すべきだと思う。

ゴールを強く意識できれば、ゴールに向かうための行動は、面倒とかしんどいとかいう次元を超越して「やってあたり前だから」との認識ができるはずだ。

アスリートとかボディビルダーとか文化人とか、その道で活躍している人をみていると、そんな雰囲気を感じる。

逆にいえばそれができるから人並み外れているわけであって、人並みのわたしのような人間にはそこまでコミットしたいと思える目標を持つこともまた、難易度が高いのかもしれないが。

嫌いな自分に活を入れながら、甘やかしながら、また新しい1週間に向かっていきたいと思う。



今日も読んでくれてありがとうございます。
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