バカ野郎!ひとりにしないでよ。アメリカで夫に先立たれた妻のバイブル(12)
悲しむために生まれたんじゃない!!
悲しみに出逢ったら人は考える。
なんで生まれてきたの? 生きる意味なんてあるんのだろうか?
生きる意味を考えるのは生きているからこそ。そうなのだ、私は生きている。
朝になると目が覚め、いつもの日常が始まる。
当然だけど死んだものはなーにも考えない。答えない。そして、そこにいない。
楽しみもないけど苦しみもない。
いいなぁ。無の世界。
仏教の教えで色即是空・空即是色というのがあります。
現世のあらゆる物事や現象のすべてには、実体などなく空無である。……と簡単にいうとそういう事ですが、個人的にはこの世の真理を表している言葉だと思います。
色(ルーパ)は、宇宙に存在するすべての形ある物質や現象を意味し、空(シューニャ)は、恒常な実体がないという意味です。
すなわち、目に見えるもの、形づくられたもの(色)は、実体として存在せずに時々刻々と変化しているものであり、不変なる実体は存在しない(空)。仏教の根本的考えは因果性(縁起)であり、その原因(因果)が失われれば、たちまち現象(色)は消え去る。とフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で説明されています。
まだ科学的にこの概念は証明されていませんが、量子脳理論で、証明される事を願うばかりです。
生まれてくる意味、そして生きる意味がわかれば、苦しまずに済むのではないかと思うのです。
悲しむために人は生まれてくるのじゃないのだから。