いい演奏に必要な「脳内バランス」
こんにちは。色々なYouTubeを見ていても、最終的に行き着く先はカジサックチャンネルな、あみゅーじっくです。😊
今回は「本番でいい演奏をするための秘訣」についてお話します。
演奏を生業にしている人、趣味で演奏をしている人、演奏はしないけど音楽を聴くのが好きな人、音楽を作る人。
人によって、音楽への関わり方は様々です。
その中でも今回は「演奏者」にフォーカスしてみたいと思います。
演奏者。
みなさんはどのようなイメージを持ちますか?
ステージの上でスポットライトを浴びて、華やかな衣装を身にまとって。
そんな優雅でキラキラしたイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
演奏できるっていいなあ。
一度は憧れを持つジャンルの1つですよね。
しかしそんな華やかな世界の裏には、とてつもない苦労や大量に費やしてきた練習時間があるんです。
お客さんが予想もしていない部分を、何年もかかって克服していたり。
そう、結構シビアな世界なんですね。
だけどその数年間があって初めて、感動する音楽にたどり着くことができる。
その感動する音楽を求め続けて、演奏者たちは毎日一生懸命に向き合っているんです。
感動する音楽にたどり着く過程で、数々の課題に立ち向かっている演奏者。
その課題のうち、誰もが一度はぶち当たるであろう壁。
「本番になると、いつも通りの演奏ができない。」
これは多くの演奏者が長年悩む課題です。
もともと鋼のメンタルを持っている人は、別かもしれませんが。(笑)
具体的にはこんな感じになります。私の場合をご紹介しますね。
最後まで演奏を終えることに必死で、気が付いたら終わっていた。
↓
次は冷静に演奏してみよう。
↓
冷静を意識しすぎて、曲に集中できなかった。
↓
次は曲の世界に入り込んで集中しよう。
↓
集中しすぎてまとまりのない演奏になってしまった。
↓
次は、お客さんのことも考えて演奏しよう。
↓
客席が気になって、楽しめなかった。
はい、こんな具合になるんですね。
1つ改善点を見つけて解決しようとすると、別のトラップに引っかかる。
永遠にこれの無限ループです。
一体どう演奏すれば、いいの!?と、だんだんやけくそになってきちゃうことも。
私は、小学生の頃から何度もステージに立ってきました。
しかし一向に答えが見つかることはなく、この課題に長年苦しんできたんですね。
そんな私ですが。
音大生になって最近ようやく、光が見えてきたんです。
うっすら光が見え始めるまでに、私は10年かかりました。
もちろん定着するまでにはまだ訓練が必要です。
しかし、とあることを意識するだけで、本番でいい演奏ができるようになったことは紛れもない事実なので、紹介します。
その光の正体とは。
常に、頭の中を一定に保つように意識すること。
これだけだと、どうすればいいのかわかりませんね。
1つ1つ考えてみましょう。
先ほどの私の例の場合。
まずは、冷静さの欠如が演奏失敗という結果を招きました。
そして次は逆に、音楽に対する情熱の欠如が演奏失敗に繋がりました。
ということは。
頭の中が、冷静モードか情熱モードのいずれかに傾いたとき、失敗に繋がるリスクがアップしてしまうということになりませんか。
・のろのろ運転していて、全然気持ちよくない車。
・暴走しすぎて、収集が付かなくなっている車。
例えると、こんな感じだと思います。
ドライブするなら、程よい速度で風を切って進みたいですよね。
演奏も同じ。
冷静モードか情熱モードのいずれかに、メーターが振り切れてしまわないように、常に真ん中を意識するんです。
目では演奏している手元や楽譜などを見ていても、耳では一歩引いて曲の流れやバランスを聞くようにする。
集中力が切れてくると、大抵どちらかに傾き始めます。
集中できないことに焦って、情熱モードに突入してしまうか。
疲れてきて余計なことを考え始め、冷静モードに突入してしまうか。
こうなると、もう演奏失敗まっしぐらです。
しかし諦めるのはまだ早い。
仮に傾き始めても、それに気が付ければまだ間に合います。
常に両者のバランスを一定に保つように意識する。
ヤバイと思ったら、演奏しながら修正する。
こう考えると、スポーツの世界と似ているかもしれませんね。
音楽の世界では、頭の中のバランス感覚が大切。
常に冷静と情熱の真ん中を意識しよう。
ということで、今回は「本番でいい演奏をするための秘訣」についてお話しました。
私もまだまだ勉強中の身ですが、この方法を実践してから本番で明らかに楽しめるようになりました。
それぞれの人に合ったやり方があることは間違いないです。
でも、まだ見つからない!と言う人は、一度この方法を実践してみてはいかがでしょうか?
もしかしたら、何かの突破口になるかもしれませんよ。
一緒に成長していきましょう!!
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