キャリアの語源はラテン語で『轍(わだち)』と言われており、道筋を示しています。
人は環境の生き物との言葉があるように、たった一度の人生で、理想的な道筋を歩むには、”どれくらいやるのか”と努力することはもちろん、”どこで”と環境選びがとても重要です。
そこで、理想のキャリアを考えていく推薦書籍をまとめましたので、ご参考となれば幸いです!
1.スタートアップで働く(志水雄一郎)
国策の後押しによってスタートアップ市場の起業や転職のキャリアに経済合理性が伴っているとの事実を学びことができ、”人間が選択できる最も美しい行動は挑戦である”と一歩踏み出すことの勇気、踏み出した決断の支えとなる著書です。
2.転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール(村上臣)
短期志向で場当たり的であった転職1.0に対して、戦略的で逆算型の転職2.0の時代になり、我慢せずに自らの意志で本来の自分のパフォーマンスを発揮できる環境で挑戦していけるかが分岐点となる。挑戦するためには、選択権を持てるように強みとなる希少性の高いタグをつけていくことが重要だと気づくことができます。
3.このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法(北野唯我)
転職に必要なのは知識でも情報でもなく、判断基準であり思考法。経験はポジショニングで決まるため、理想のキャリアを歩むために、伸びているマーケットへの転職を通じてポジションを取っていく思考法を物語形式で学ぶことができます。
自身の市場価値を考えるための9の質問が冒頭にあり、主人公の気づきに合わせて自己を振り返りやすいストーリーになっています。
4.これから市場価値が上がる人(北野唯我)
『転職の思考法』とは異なる切り口から、伸びているマーケットの好循環の恩恵を受けるためには、仕事は誰かに必要とされ成立していくとの原理原則から、必要とされる人材になるべきとの需給の前提条件から気を引き締められます。
5. 天職は寝て待て 新しい転職・就活・キャリア論 (山口周)
天職とは自己の中から見出すものではなく、人生のある時に思いがけぬ形で周囲から与えられるものとして、グランボルツの計画的偶発性理論を参考に、いかに良き偶然を掴み取るのかと努力し続けることの可能性を再認識できる内容です。
6. 志を育てる―リーダーとして自己を成長させ、道を切りひらくために(田久保 善彦)
“一定の期間、人生をかけてコミットできるようなこと”を志と定義し、小志を積み重ねていく中で、大志に気づく。いきなり自問自答をしても解は見つからないと、経験を通じて志を育てていくことの意義を見出すことができる著書です。
7. どこでも誰とでも働ける 12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール(尾原 和啓)
どんな職場で働いたとしても、周囲から評価される人材になれなければ、どこでも好きな場所にいながら気の合う人と巡り会って働くことはできない。そして、評価は決めるのは自分ではなく仕事相手だと理解してパフォーマンスを出すことが大事だとプロフェショナリズムを意識づけできる内容です。
8. 未来を拓く君たちへ なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか (田坂広志)
人は必ず死ぬとの真理に対して、悔いのない人生を生きるために志を抱いて生きるとの死生観から物事の意味を見出すことができる著書です。
9.スタートアップ的人生戦略(リード・ホフマン、ベン・カスノーカ)
人は誰でも「自分自身の運命の手綱は自分で握りたい」と起業家精神があるとして、現状の延長線のプランA、第二の目的のプランB、いざという時の備えのプランZと、ABZプランニングと称される複数のキャリアパターンを描く思考法を学べます。
10. ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち(ピョートル・フェリクス・グジバチ)
固定観念に囚われずに新しい価値観に触れていくことが世の中の見え方を変えていく。そのための実践方法に気付くことができます。
11. ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代(ダニエル・ピンク)
ドラッカーの提唱するナレッジワーカーは左脳主導思考であり、これまでの世界標準の教育は左脳思考を育成する仕組みになっていたことで、差別化のために右脳思考で感情にアプローチする価値が高まっていると、これからの時代に必要なスキルを考えられます。
12.フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生を繋ぐ時間戦略(石川善樹)
充実した人生を歩むための時間戦略を体系立ててに学ぶことができる著書です。
20代、30代、40代、それぞれの年代や培ってきたことに応じて、何に時間を投資するのかを考えを深めることができます。
13.起業家のように企業で働く(小杉俊哉)
企業と従業員の依存度が下がり、等価交換が強まっている時代だからこそ、自身のエンプロアビリティがいかに重要か、会社組織の中でイントレプレナー精神を発揮することでローリスクハイリターンのチャンスに恵まれるのか、キャリア築き方を考えることができます。
※組織づくりに関する推奨書籍は下記に掲載。
https://note.com/amuro_human/n/n0a41a79bdfcb