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廻る時のなかに|詩


「廻る時のなかに」

独りごちてばかりの夜をめくってみる
いくつの季節を還ったならば
そこに僕らは笑っていたのだろうか

ふたりごちはじめた夜をめくっていく
いくつの時代ときを描いたならば
僕らは振り向き微笑み返すだろうか

答え合わせなど出来ないままに
いくつもの星が流れていって
すべてを秘めくちを閉ざす月のした
応えなど持たない風は僕らを包み揺れる

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