此処にいるよ|詩
「此処にいるよ」
空に向かって
瞳ゆるりと開かれていく
重たい夜がぶら下がる処には
求める音と捜す声が交差していた
憎しみに似ている、
轟きに溶けそうな刹那のとき
吹き裂ける風がそう叫んでいた
怖い夢をみたんだね
呑みこまれてしまいそうな怖い夢を
とても大切な息と添い寝する
何時もより
ほんの少しだけ遠くに朝をみて
「此処にいるよ」
空に向かって
瞳ゆるりと開かれていく
重たい夜がぶら下がる処には
求める音と捜す声が交差していた
憎しみに似ている、
轟きに溶けそうな刹那のとき
吹き裂ける風がそう叫んでいた
怖い夢をみたんだね
呑みこまれてしまいそうな怖い夢を
とても大切な息と添い寝する
何時もより
ほんの少しだけ遠くに朝をみて