直接に与えられたもの
カウンセリングを月に二回受けている。
不覚にもカウンセリング中に泣いてしまった。
「強迫観念や予期不安はあなたを守ってきた」
言われたからだ。そんな風に不安を捉えたこと
はなかったように思う。
強烈な不安感は本当に辛く苦しい。
何故、わたしはこの不安感を手放さないのだろう。
幼い頃、母の不機嫌が怖くてたまらなかった。
予期不安や強迫観念は死の恐怖(社会的死も含む)
だという。現実にどんなに辛いこと
例えば母さんに叩かれたり酷いことを言われても
死んでしまうよりずっといい。
わたしは予期不安や強迫観念を持つことで
「このくらいの苦痛はなんでもない。」
と、現実を生き延びて今日まで来たのだと思う。
そう思うと不安もそんなに悪くない。
なくなって欲しいけど、私を守ってくれてきたなら
その不安で私が壊れることはないだろう。