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ボローニャへ②

ようやく知人と合流 本当ならランチタイムには合流していて、彼ご希望の「ボロネーゼ」をと思っていたが、なんか時間的に微妙で

だけどお互いお昼を食べていないのでお腹は空いている ということで「遅いランチかつ早いアペリティーヴォ」をしようと周辺を歩くも惹かれる店がなく

一人歩きの時に見かけた「La Prosciutteria(ラ・プロシュッテリア/生ハム屋)」へ

たくさん吊るされた生ハムが気になっていたんだよね、ということで
まずは冷えたプロセッコで乾杯

何はともあれ、無事異国の地で合流できたのは一安心

そして「つまみ盛り合わせ」、普通の量だと多いからハーフにしてもらったけどそれでも多かった

これじゃ、プロセッコ1杯では足りないよね(笑

結局、プロセッコ1本分は飲んだんじゃなかろうか
ほろ酔いで店を出たら外は夕暮れ始めていた


☆夕飯まで腹ごなしの散策


結局、お腹いっぱいになるまで飲んでしまった
でもせっかくきたのだから「夕飯は本場のボロネーゼが食べたい」と知人K氏がいう それなら腹ごなしに散策しないとね

私はすでに見覚えのある通りを歩く

ちなみにK氏はボローニャは初めてではない(と言ってもしっかり観光はしていないようだが)

ポルティコ群をあてもなく、なんとなく歩いていく

「ボローニャへ行ったら“トルテッリーニ”を食べないとだよ」と言われていたが、こちらの店でもいろんな種類のトルテッリーニが売られていた

手前はお菓子だ

☆Basilica di Santo Stefano (バシリカ・ディ・サント・ステファノ/サント・ステファノ教会)


今回のボローニャ訪問はジュネーブから来るK氏と合流しやすかったから選んだ
元は空港からレンタカーでラヴェンナへ回ってフィレンツェへ行く予定でいた

だから「本場のボロネーゼが食べたい」という K氏の希望以外ノープランだった
事前学習「ゼロ」で来たので宿泊先でもらった地図を見ても「何をみるべきか」よくわからず(笑

今こうして旅行記を書くにあたり色々調べていて「これ見てない」「あれも見てない」という残念な結果に(また行くけど!)

そんな2人がウロウロしてたどり着いたのが「サント・ステファノ教会」

Googlemap上では「Basilica santuario Santo Stefano-Complesso delle sette chiese」とある直訳すると「サント ステファノ大聖堂 - 7 つの教会の複合体」でその名の通り、このサント・ステファノ教会は7つの教会の複合体だった(見ていたは何も知らずに見ていたが)

エントランスを入るとまず最初にあるメインの空間

◆Chiesa del Crocifisso(聖十字架教会)

8世紀に建造され12世紀に改築、現在の姿になったのは19世紀になってから
階段上にはSimone de Crocifissi(シモーネ・デ・クロチフィッシ)によるキリストの十字架(1380年)が掲げられている

聖十字架教会から次の空間へ

◆セポルクロ聖堂

ここがこの複合建築の中で1番古い部分で、元イシス神殿のあった場所なのだとか
5−6世紀にキリスト教としての洗礼堂 、11−12世紀にセポルクロ聖堂となった

ネットで調べながら書いているが、どこをどう撮ったのか正直覚えていないので誤りがあったら申し訳ない(汗

複合建築の内側でそれぞれの教会へ移動しているので余計にわからない

◆ピラトの中庭

「ピラト」はイエスの磔刑を命じた「ポンティウス・ピラト」(ローマ帝国のユダヤ属州第5代総督)から来ているようだ

中には中央に印象的に置かれた水盤は「Catino di Pilato(カティーノ・ディ・ピラト/ピラトのたらい)」と呼ばれている

◆ベネディクト修道会の回廊

回廊中央に前述の「ピラトの中庭」よりも大きな中庭がある

中央に配された井戸がライトアップされて幻想的だ

◆Chiesa SS.Vitale e Agricola(サン・ヴィターレとアグリコラ教会)

◆トリニタ教会

とにかく模型を見てお分かりいただけるように、複合建築なので中でぐるぐる歩いてるとどこがどこだかわからないのだ。。。

これだけの教会群を拝観料なしで拝観させてもらえるなんてありがたいの一言だ

すっかり夜になってしまった

K氏ご希望の「おいしいボロネーゼ」を求めて中心地へ戻る

現地のイタリア人もそろそろ夕食どきで家路へ急ぐ人、飲食店を覗く人、すでに始めてる人と「イタリア人のに日常」を垣間見ながら歩くのも楽しい

これは「伊達巻」に見えて仕方なかった 「家のない人」のベッドマット?

☆Piazza Maggiore(ピアッツァ・マッジョーレ/マッジョーレ広場)


K氏、あれだけ「美味しいボロネーゼが食べたい」と来る数ヶ月前から言っておきながら、何の下調べもしとらんのんか〜い!

私は基本的に「一人旅」が好きだ
過去に親友以外の友人と旅行をしたことがあるが、「やりたいこと」「行きたいところ」を詰め込むタイプで疲れてしまったことがある 

だから「一緒に旅する人」は決まっていて、家族か親友(感覚が似ている) 

それ以外に関しては「日帰り」ならありだけど「宿泊を伴う旅行」は極力お断りしているのたわが、今回は滅多とないシチュエーション

私がイタリアにいる同時期にジュネーブにいるK氏が出張しており、日頃お世話になっているK氏たっての希望だったので付き合い20年近くで初めて一緒に旅をしたが、「自分がしたいこと」に関しては下調べしておいてほしい(笑)

で、困ったときの「イタリアガイド みめ」さんのYoutubeで見て記憶にあったお店へ空席の確認をすることに(「ボロネーゼが食べたい!」K氏に電話をかけてもらった)

運よく席の確保ができたので、お店のある方面へ歩いて行く

アーチの向こうに大きな時計が見えた そのままアーチをくぐると広い広場にでた

◆Piazza Maggiore(マッジョーレ広場)

マッジョーレ広場は地理的にも政治的にも800年にわたりボローニャの中心にあり続けている

写真の左手の大きな建物は「サン・ペトローニオ聖堂」で暗くてわかりにくいが上下白黒のファサード これは外壁の装飾が上部は施されていないため 建設当時のローマ教皇が「ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂」よりも大きく作ることを許さなかったため、外壁の装飾が途中で中止されたためなのだとか

◆Palazzo d’Accursio(パラッツォ・ダックルシオ/アックルシオ宮殿)

大きな時計塔があったのは「アックルシオ宮殿」だ

かつて、ボローニャ市の主要な管理事務所を収容するために建設された宮殿で、現在も中には市役所や美術館が入っている

◆Fontana del Nettuno(フォンターナ ・デル・ネットゥーノ/ネプチューンの噴水)

ローマでもフィレンツェでも見た「ネプチューンの噴水」がボローニャにもあった

もちろんモチーフが同じなだけで制作年も作者も異なる

ボローニャの「ネプチューンの噴水」は16世紀に設置された
デザインはGiambologna(ジャンボローニャ)という彫刻家で名前に「ボローニャ」とあるのでボローニャ出身のいタリア人かと思ったら、フランス人で本名「Jean Boulogne(フランス語読めません)」というのだとか

この場所で時を刻み続けている時計は18時15分を過ぎたところだった ディナーの予約は19時、「美味しいボロネーゼ」までまだしばらく時間潰し

⇨⇨次回へ続く

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