いよいよ海へ〜Castiglione della Pescaia〜③
朝の庭
Novellaの家は周囲が1800本近くのオリーブ林だが、Paoloの海の家はアフロの木(松)に夾竹桃にオリーブの木にいろんな木が植っている
夾竹桃というと日本ではよく高速道路で見かけたけど、最近見ないなあ
イタリアでは街中に白・赤・ピンクの夾竹桃がそこここに植っている
Paoloのお母さんRosannaが薔薇の花が好きなので庭のあちらこちらに薔薇も植えられていた
みんなが揃ったところでテラスで朝食
朝食を済ませたら「いざ海へ!」
☆本日のキャプテンはPaolo
船のある場所まで車で数分
船着場へ行くと先に到着していたPaoloたち男性陣が出航の準備をしていた
半日を海の上で過ごすので結構な量の食料・飲料を積み込みいざ出発!
本日のキャプテンはPaolo船長〜
徐行運転しながら海へと出ていく
☆向かうはIsola del Giglio(イゾーラ・デル・ジリオ/ジリオ島)
どんどん丘から離れていく
沖へ出るとエンジン全開、猛スピード運転(笑
帽子が吹き飛ばされるかと思うほど
向かうのはIsola del Giglio(ジリオ島)
カスティリオーネ・デッラ・ペスカイアから沖へ100kmほど???詳しくはわからない(笑
途中、ホテルになっている灯台のある島が見えた
◆Faro delle Formiche(ファロ・デッレ・フォルミケ/フォルミケ灯台)
この島はわずか6ヘクタールの面積、長さ370m・幅250mの小さな島に宿泊施設を備えた灯台があるだけ
私有の島なので関係者と宿泊客以外は上陸できないのかな?多分
ホテルのサイトにギャラリーがあるので島と宿泊施設の様子を伺うことはできる
部屋はダブルベッドルームが2つ、ホテル全体で最大8人までの宿泊のようだ
さぞかし「お高い」のだろう・・・
◆田舎の海とは違う美しさ
自分の故郷の海もとても綺麗だが、それとは違う美しい海
ターコイズブルーの海水はガラスのような透明度
かもめまで美しく見える(笑 白鳥ばりに
◆ジリオ島到着
ボートで会場を飛ぶように走ること1時間ちょっとでジリオ島の端っこに到着
ジリオ島はティレニア海に浮かぶ自然と史跡に恵まれた島で。リゾート地として知られる
私たちの他にも沢山のボートが停泊していて、それぞれの船から海へダイブする人、船上でくつろぐ人が見えた
「日焼けしたくない!」「水着になりたくない!」と言っていたわた私もこの素敵な場所に完敗、身体を覆っていたロングシャツもどこへやらすっかり泳ぐ気満々になった(笑 誰よ、「日よけの下で過ごす」と言っていたのは
このジリオ島、もしかしたら聞き覚えがある方もいるかも?
2012年1月13日にコスタ・クルーズ所有のクルーズ客船コスタ・コンコルディアが、このジリオ島付近にある浅瀬で座礁し、浸水・転覆した海難事故があったのだ
命を落とされた方のご冥福をお祈りするとともに、こんな美しい海でそのような事故が起こったとは・・・
過失致死罪を問われた元船長は禁錮16年の判決となったそうな 乗船客を残して真っ先に船長が逃げてその程度なのか
私たちのキャプテンPaolo船長は安心安全、サービス精神旺盛なので島の見どころを一つ一つ見せてくれながら周囲を運行
◆船上でランチ
普段でも屋外で食事すると気持ちいいし、おいしさ倍増!するが、船上の食事も最高!
出航前にPaoloたちがスーパーで買って来てくれた切り売りPizzaにスキャッチャータ、お惣菜でランチ
デザートにはフルーツ類も持参して、私の大好きなスイカもあった
◆島へ上陸
ずっと船上では退屈してくる
NovellaとLauraは昼寝、「今度こそ読むぞ!」と持参していた本も結局読む気にならず
島に上陸してみることに
ちなみに島へ上がる階段までは10数メートル泳いで行かねばならなかった
数十年ぶりに泳いだが、息が続かないことにショックを覚えずにはいられなかった(笑
乗ってきたボートが小さく見える
意外と長い階段を上り切ると大パノラマ!
ここで終わりにするのかと思ったら〜 「灯台まで行く!」と
◆私有地では????
え?上まで行くの??? と思いつつ、ついていく
途中、「Privata(プライベート)」と書いてあるフェンスがあったのだが、隙間から入ってさらに上るみんな
私有地じゃないの???
炎天下、ようやっと到着した灯台には人がいて
「どうやって入ってきた?」って
やはり私有地でここもホテルと灯台が一体化した施設だった
Paoloたちは確信犯で登ってきていたので、話しかけられたAntonelloはイタリア人じゃないふりして英語で答えていた(笑
怒られるでもなかったけど、中を見せてもらえるでもなく即退散!
めちゃ汗かいた(笑
☆初めてのイタリアの夏
イタリアの海は過去にもエルバ島へ行ったことがある
その時は5月の末、海水浴できる気温ではあったけど真夏の暑さではない
今回のように40度を超える「イタリアの夏」は初めて
「海へ行くよ」と言われて想像していたのはビーチに並ぶパラソル
ずっと船上で過ごすとは思ってなかったので、海辺を着て歩こうと東京の大家さんが私に縫ってくれたひまわり柄のワンピースを持参していだが、着る機会がなかった(残念
日没が遅いので夕方になっているとは思っておらず、気づけば出航から8時間が過ぎていた
夕食はテレワークで家に残ったFrancescoの彼女のMaricaも揃って外食
そろそろ帰ろうと再び、猛スピードのPaolo船長
途中、「イルカだ!」と引き返したらイルカじゃなかった(笑
などのハプニングもありつつ、見覚えのある風景に戻ってきた
夕食の場所はPaoloとNovellaが9月末に結婚パーティを行う場所
あいにく私は出席できないが、その会場にひと足先に連れて行ってもらえることに感謝
→→次回へ続く