シニョーリア広場の4つの秘密
ある夜、Paoloの友人でアーティストのTizianoのホームパーティーへ行った時
Tizianoが「シニョーリア広場の4つの秘密」について教えてくれた
イタリア語がよくわからない私、なんとなく「こういうことかな」と思っていたことを、後日、Paoloがメモしてくれたので現場検証に行くことに
☆Piazza della Signoria(シニョーリア広場)
フィレンツェといえば思い浮かぶ場所の一つ「シニョーリア広場」はヴェッキオ宮殿、ウフィッツィ美術館も近くていつも観光客で賑わっている
ローマ時代には政治的な要所としての役割を持っていたシニョーリア広場、かつて周囲にはローマ劇場、公衆浴場、市場などがあった 現在でもシニョーリア広場の地下にローマ時代の遺跡が眠っている
☆4つの秘密とは
Paoloのメモによると4つの秘密は
①ヴェッキオ宮殿の外壁にあるミケランジェロが描いた「落書き」
②広場にある「コジモ一世の騎馬像」の馬の足の「つなぎ目」
③ロッジア・ディ・ランツィの壁に複数あるライオンの顔の中に「人の顔」
④ロッジア・ディ・ランツィの壁にある銃痕
ということなのだが①から探してみることに
☆ヴェッキオ宮殿外壁にあるミケランジェロが描いた「落書き」
ヴェッキオ宮殿の入り口の右側、外壁をよくみると
人の顔のようなものが彫られているのがわかる
Tizianoの話によるとミケランジェロが壁に寄りかかりながら、後ろ手にノミで壁を掘ったのだとか
横顔は死刑囚のもの、ミケランジェロにお金を貸していた人のもなど諸説あるようだが、これが後ろ手に掘ったものだとしたら、さすが「巨匠」だ
フィレンツェに住んでもいたし、何度もヴェッキオ宮殿にはきているのに知らなかったミケランジェロの「落書き」
☆「コジモ一世の騎馬像」の馬の足の「つなぎ目」
シニョーリア広場にある「コジモ一世の騎馬像」
Paoloのメモによると後の左足につなぎ目があるようなんだがよくわからず
反対の足を見てみるがやっぱりわからん(笑
前足なのか?と見たけどイマイチよくわからなかった(笑
どうやらフィレンツェを代表するブランド「フェラガモ」の出資により、最近修復されたらしいので、Tizianoの教えてくれた「つなぎ目」も綺麗に消え去ったのかもしれない
☆ロッジア・ディ・ランツィの壁に複数あるライオンの顔の中に「人の顔」
シニョーリア広場に面して、ヴェッキオ宮殿の斜向かいにある「ロッジア・ディ・ランツィ」は「ランツィの回廊」とも言われる
複数の彫刻が置かれていて、よくデッサンをしている学生を見かける
このロッジア・ディ・ランツィの壁に複数のライオンの顔が配されている
口からフックのようなものが飛び出しているのだが、何か結びつけるためなのか?
Tiziano情報によるとこのロッジア・ディ・ランツィの壁に装飾を施した彫刻家?が名前を残す代わりにライオンの顔に混ざって「家族の顔」を残したのだとか
探していくと確かに「人の顔」があった
☆ロッジア・ディ・ランツィの壁にある銃痕
同じくロッジア・ディ・ランツィの壁
腰掛けている人が多くてなかなか近づけなかった
Tiziano情報によると「銃痕」があるとのことで、指で1€ほどの円を見せてくれていたので、そのくらいの円を壁に探す
これかなぁ?
なんの時の「銃痕」なのかもわかってないが、とりあえずこれであってることにしよう(笑
☆シニョーリア広場でカフェもいいね
シニョーリア広場に面したカフェは、テラス席を設けているので気候の良い、お天気の日なんかはシニョーリア広場を行き交う人たちを眺めながら、のんびりとお茶するのもいい
ちょっとお高いかもしれないが、旅の思い出には良いだろう
ウフィッツィ美術館やヴェッキオ宮殿狙いの観光客がほとんどの中、Tiziano情報で「4つの秘密」探しも楽しい
私のイタリア語力では説明してもらった内容が理解できていないので、ミケランジェロの落書きくらいは探してみてはいかが?