フィレンツェ伝統料理をお手軽に
午前中に会いたい人たちに会ってちょうど昼時、1人なので飲食店に入るよりも簡単に済ませたい
ということで、中央市場へ向かう
途中、サン・ロレンツォ教会を通り過ぎるのだが、この教会はフィレンツェのサンタ・フェリチタ教会と並び最も歴史がある教会
大学時代の短期留学の際に教会と併設されたメディチ家礼拝堂は1〜2度拝観したことがあるのでそれ以降は行ったことはないが、記憶に残っているのはミケランジェロの名作「夜と昼」の彫刻が施されたネムール公ジュリアーノの霊廟だ
サン・ロレンツォ教会とメディチ家礼拝堂を横目に過ぎていくと露店商がひしめき合うエリアに
露店では値段交渉すると値引きしてくれるとか(1つを値下げ交渉よりは複数買うので合計金額をいくらいくらにしてくれ的な)
私はあまりそういうことは得意ではないのでやらないが、ヴェネツィアのゴンドラに乗る際に1時間を30分にしてもらって半額にしてもらうという交渉はしたことがある(笑
以前ほど客引きされることはなく、中央市場に到着
2階建ての大きな建物だ
市場の様子もまた別途紹介しようと思うが、今回はフィレンツェ伝統料理を手軽に食べられるお店をご紹介
中央市場の1階で一際人が並んでいるお店「Nerbone」はフィレンツェ伝統料理の「ランプレドット」をパニーニにして食べられるお店だ
ランプレドット以外にもパスタや前菜、副菜&アルコールもいただける
レストランに入るよりもお手頃価格で食べられるので単独行動の方は特にいいかも
先払いして列に並んで手際よくランプレドットのパニーニを作る様子を見ながら待つ
ちなみにランプレドットとは牛の第4胃(ギアラ/赤センマイ)を主にトマト、パセリ、セロリなどと共に塩胡椒で煮込んだもつ煮込みだ(トリッパは好きじゃないけど、ここのランプレドットだけは臭みがなくて食べられる)
列はできていたものの少し早めに行ったのでさほど待たずに受け取ることができた
こんなに大きかったか?と思うくらいに大きい
お店の前にテーブル席があり、空席があれば自由に座って食べられる
ほぼ満席だったが4人がけ席に親子3人の外国人観光客(私も外国人観光客だが。笑)が座っていて空いた1席に相席させてもらえた
しかし、、10数年という時は残酷なものです
前回食べたときは1つをサラッと美味しくいただけたのだが、今回はもたれた
30代と50目前の胃袋では許容量が違いますな
複数で来るならまず早めの時間に来て、ランプレドットのパニーニはシェアして他のパスタや副菜も頼んでシェアするのがいいかもしれない(レストランじゃないのでシェアしてても白い目で見られないだろう)
◆ネルボーネ(中央市場内/1階)
ちなみに中央市場の2階は以前は1階と同様に生鮮食品の店が並んでいたが、今は大きなフードコートになっていて、多種多様な料理を好きな店で好きなように買って食べられる
1階の生鮮食品市場は日曜定休で平日7:00−14:00/土曜7:00−17:00の営業だが2階のフードコートは年中無休の10:00−24:00の営業なので観光客の強い味方だ(2023年11月現在の情報)
◆フィレンツェ中央市場
旅の楽しみの一つが「食」だ
せっかくなら「その土地ならでは」のものも楽しみたい
⇨⇨次回へ続く