最終目的地:フィレンツェへ②
10年前にフィレンツェで知り合った日本人ご夫妻の行きつけ老舗トラットリアでとった最後の晩餐は「大満足」だった
お店の紹介はこちらを参照
食後は腹ごなしに少し歩くことにした
◆雨に濡れる共和国広場とメリーゴーランド
◆空いてる「イノシシの像」
昼間来たら人で混雑しているが、そばの市場も店じまいしていて閑散としている
イノシシの像の口にコインを入れて手を離し、コインが下の空洞(上に網があるので簡単には入らない)に入れば「フィレンツェにまた来られる」とも「幸運が訪れる」とも言われている(鼻を撫でれば〜と言う説も)のでK氏が試したが何度やってもコインは入らなかった(笑
◆ヴェッキオ橋
橋の上の貴金属店は閉店、昼間の人混みもまばらに
ヴェッキオ橋からアルノ川下流を望む、見えている橋は「サンタ・トリニタ橋」
サンタ・トリニタ橋近くからヴェッキオ橋と左岸の建物
◆通り向こうにヴェッキオ宮殿の時計
こうしてフィレンツェ最後の夜は過ぎていった
☆2人旅最終日
ホテルで朝食とチェックインを終えて荷物を預かってもらったら、まず中央駅前へ
なぜならフィレンツ家空港までは見送れないので、空港へ向かうトラムの停留所をK氏に教えるためだ
停留所の場所確認してから街の中心へ
◆アルノ川
普段から濁った水ではあるが、この時は「コーヒー牛乳の激流」のようなアルノ川だった
この時点でも一昨日の「豪雨」のことを知らないでいたので、濁流の作る「虹」を呑気に2人して撮っていた
穏やかな川の流れの時はカヌーやらボートを漕ぐ人たちを見かける
◆Basilica di Santo Spirito(バジンリカ・ディ・サント・スピリト/サント・スピリト教会)
アルノ川の左岸地区は前日に1人で歩いているが、K氏は歩いてないので案内をすることに
1996年のイタリア短期留学の時に通った語学学校がサント・スピリト教会前の広場に面した建物にあって、毎日通っていた
広場には早朝から昼過ぎまで毎日(日曜は休みかも)、新鮮な野菜や蜂蜜、洋服やバッグ、日用品の市場が出て学校帰りに買い物したものだ
月に一度「古着市」が開催されるが、この界隈は職人が多く工房や店を構えているし、デザイン系の学校もあるので「おしゃれな」「一風変わった」古着に出会える 確か古着でコートを買った記憶がある
地区の名前そのままの「サント・スピリト教会」はまるで「ヴァイオリン」のような形で装飾のないシンプルなファサード 私の留学時代は無料拝観(一部有料だったかも)できたが今は全体的に有料拝観のようだった
初期ルネッサンスの教会でブルネレスキの設計、1441年から1448年にかけて建造された 建造中にブルネレスキが亡くなって彼の後継が引き継いだが完成した姿はブルネレスキの設計と異なる箇所があるという
◆Palazzo Pitti(パラッツォ・ピッティ/ピッティ宮殿)
サント・スピリト教会から少し歩くと大きな宮殿が見えてくる
このピッティ宮殿からシニョーリア広場にあるヴェッキオ宮殿をヴァザーリの回廊が結んでいる
ヴァザーリの回廊は常には通ることができないので、詳しく説明されている「クーポラと雲 フィレンツェガイド」さんのURLを記載しておくのでご興味のある方は参照
ちなみに、ピッティ宮殿内には「パラティーナ美術館」があり、ラファエッロやティツィアーノの名作を拝観できる またピッティ宮殿裏は「ボーボリ庭園」がある
◆Piazza della Signoria(ピアッツァ・デッラ・シニョリーア/シニョーリア広場)
ピッティ宮殿から折り返してヴェッキオ橋を再び渡ってシニョーリア広場へ
私たちがラヴェンナにいた頃、フィレンツェは大雨だった
フィレンツェ郊外では浸水した地域もあって、大変な被害のあった場所も
そんなこととは知らず、雨上がりの青空の下、K氏と最後の散歩
シニョーリア広場は相変わらずたくさんの観光客で賑わっていた
◆Cattedrale di Santa Maria del Fiore(カッテドラーレ・ディ・サンタ・マリア・デル・フィオーレ/サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂:通称ドゥオモ)
花の大聖堂、ドゥオモはいつ見ても華やか
ファサードと横並びのジョットの鐘楼、奥に見える茶色いクーポラの上まで2〜3回、いや3〜4回は行ったな 今だともうしんどくて行きたくない
ちなみにジョットの鐘楼も上がることができるが、そちらはまだ行ったことがない 次上ってみるかなぁ
10年前はドゥオモ周辺までも路線バスとかタクシーきていた記憶だが、今は歩行者天国
近くのカフェもテラス席を広げたりしていて混雑していた
ホテルの朝食が豪華でたくさん食べてお腹も空いてないし、私のバスの時間もあるのでホテルに荷物を取りに行き、K氏と中央駅でお別れ(K氏は適当にトラムで空港まで移動)して滞在先へ
☆二人旅感想
K氏と別れて中距離バスで滞在先のNovell宅へ
何度乗っても緊張する(停留所の案内アナウンスないし、電光掲示板でお知らせもほとんどの車両でない、降車を知らせるボタンも各席にはなく「どこにるか」を確認しておかないとタイミングよく押せないし)
この時は降車ボタン押したのにボタンが壊れていて運転手が気づかず、降りる予定の停留所をちょっと過ぎた場所で降ろしてもらう
バス停から家までは徒歩8分ほど、この素晴らしいトスカーナの景色を見ながら帰る
で、今回の旅の感想
いつも一緒に旅する大学時代からの親友と6泊8日でイタリア2人旅を過去に2度したことがある、日本国内でも親友と旅はするし同性だし同年だし気心知れている
でも、知り合って20年近いとはいえ、ひとまわり以上年上の異性と「初めて且つ海外」と言うのは「長かった&疲れた」と言うのが本音 色んな意味で
そして「やっぱり1人が気楽〜」(笑
時に「心細い時」もあるし、「楽しい」を共有する相手がいたらいいな、と思うこともあるが、、、旅程の全行程を「常に一緒」はしんどい
非日常ということもあって、これまで見えなかった「一面」を互いに見せたり見られたりもあるし
K氏本人は「次回は〜」と言ってきたけど、私は真っ向から「お断り〜!もう一緒には行かないよ(笑」 「万が一、行くことがあったとしても2人ではなくもう1人誰かいないと無理!(笑」と
文章でこうして書くと「きつい」よね私(笑
でもK氏本人に面と向かって言ってることなので(笑
私の感想はちょっと置いといて、K氏自身は楽しんだようなのでそれは良かった
ただ、レンタカー借りられない、バスの罰金を払う、フィレンツェからの飛行機が天候不良で飛ばずに1日延泊になるなど不運続きだったK氏だが、「それも旅の思い出」ということで
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