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『理不尽に勝つ』を読んだ感想

こんにちは。
あみです🌻
最近、自分のしたことで上手くいかないことがありました。
このまま、もう辞めてしまいたいなと思っていた矢先、ある本に出会いました。
その本は、平尾 誠二さんの『理不尽に勝つ』です。
私は、その本に引き付けられるかのように、手に取りました。

私は、ラグビーの知識は全くありませんが、この本は、ラグビーだけでなく、スポーツをする上でとても大切なことが沢山書かれていました。
私が、バレーボールに真剣に向き合おうと思えたのもこの本のおかげです。
辞めたいと思った時、あと少し、頑張る気力を与えてくれました。
そこで、本を読んで印象に残ったことや、学んだことをnoteに記していきたいと思いました。
本の内容について、書いていくので、ネタバレしたくない!という人は、注意してください!

全体の感想

まず、この本を読んだ全体の感想として、理不尽って意外と悪くないなと感じました。
時に理不尽は、人を成長させるために、必要なことだと分かりました。
そのため、私は、自分が理不尽な状況にあっても、その理不尽と向き合い、どう乗り越えていくのかを考えられるようになりました。
読む人にとっては、少し理解のできない箇所もあると思います。
しかし、私にとっては、共感する箇所が沢山あり、今後の行動においても参考になることが多かったです。

特に、バレーボールもラグビーもチームスポーツということで、チームの意識の維持の方法や、試合に挑む姿勢などは、参考になりました。
そして、意外だったのは、最近ではスポーツでもデータによる練習の効率化などが注目されていますが、本書に書かれていたのは、時に死ぬほど走ることも時には必要とありました。
私は、この記事を読んでスポーツの原点に戻れた気がしました。
スポーツは、勝負の世界です。
その勝負所で力を発揮するためには、効率化ばかりを意識してはいけないのだと思いました。
だからといって、毎回走り込みばかりでは選手がもたないので、上手く組み合わせることが重要だと感じました。

そして、スポーツだけでなく、社会情勢、人間関係など様々なことに触れながら、理不尽と向き合う方法が本書には書かれていました。

自由時間の使い方

そして、私が印象に残った箇所は、自由時間の使い方。
かつて、神戸製鋼コベルコスティーラーズのキャプテンを務めていた平尾さんが、チーム情勢について記してあった箇所に、日本人は、自由時間の使い方が下手と書いてありました。
このことについては、ほんの数行しか書かれていなかったのですが、私はこの数行がものすごく印象に残りました。

縛られていない自由な時間こそが、その人の本質であり、アスリートは、その自由時間の使い方が上手なのだと感じました。
誰でも、時間は平等であるため、この自由時間をいかに有意義に過ごすかが、パフォーマンスの向上に繋がるのだと分かりました。
例え、練習時間が短くても、自由時間を上手く使えていれば、パフォーマンスが下がることはないのだと思います。
その逆で、練習も短期集中で、密度も濃くなると思います。

何をしてもいい時間だからこそ、意識的に自由時間を使ってみると、すごくいい循環を生み出すことができるのだと分かりました。
そこには、その人自身の意識の高さも求められることであり、アスリートとしての自覚を持つためにも、とても大切な意識だと思いました。

理不尽と向き合う

私は、逃げることも選択肢の一つだと思います。
しかし、逃げたら、そこから得られるものは何一つないと思います。
また、どこかで同じことが起こっても、同じように逃げてしまうため、結局は何度も同じことを繰り返してしまいます。
逃げるのではなく、向き合う。
そして、向き合った先には、必ず向き合っただけの結果がついてくるのだと、本書に教わりました。

正直、私は、今すぐにでも逃げ出したいと思っていました。
理不尽なことをされて、なんでこんなこと続けないといけないんだ!と腹を立てていたのも覚えています。
しかし、今辞めてしまったら、絶対後悔が残ると思いました。

そして、私は、本書を読んで、向き合う勇気を貰いました。
今後、理不尽なことが沢山出てくると思いますが、その理不尽に向き合い、上手く付き合っていくことが、これからを生き抜く上で大切だと感じました。
そして、今を全力で生きること。

私が、もっとこの本に早く出会えていれば、もう少し私の人生は変わっていたのかもしれません。
平尾さんの話を、生前に聞いてみたかったと強く感じさせられました。

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