“誰かを求めることは即ち傷つくことだった” One Last Kiss / 宇多田ヒカル
おはようございます。
シンエヴァ2回鑑賞→3回めも鑑賞予定、初号機大好きなamiuです。
3/9にYouTubeで解禁された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の主題歌『One Last Kiss / 宇多田ヒカル』のMVが早くも私の中で2021年ベストMV賞受賞候補になるほど最高で、毎日のように視聴しています。
(曲自体も2021年ベストソングになるのでは…と予想)
今回は『One Last Kiss』の歌詞やMVの魅力について語ります。
MVがとにかく最高なのです
こちらがYouTubeで公開されているMV↓
※シンエヴァのネタバレはなし
私はMVが大好きで、好きな楽曲の世界観を表現したMVの映像と楽曲の親和性が高いものを見ると、よりその楽曲が好きになって映像作品としても楽しめます。
『One Last Kiss』のMVは最初に見た瞬間、大好きになりました…!そのまま続けて3回連続視聴しました。
このMVが大好きな理由を挙げてみます。
①宇多田ヒカルがひたすらかわいい
最初から最後までずっと宇多田ヒカルがかわいいです。宇多田ヒカルのMVをぜんぶは見れてないのですが、宇多田史上最高かわいいのではないでしょうか。
②プライベート感のある映像
MVは終始、歌ったり散策したりはしゃいでいたり…いろいろな表情の宇多田ヒカルの映像が流れます。自撮りも含まれていて、被写体とカメラとの距離感が近いためプライベートで撮った映像を見ているような気分になります。
③ファッションにも注目
1発目に見たときから思っているんですが、スタイリングが抜群にかわいくておしゃれなのでそこもぜひファッションに興味のあるかたに見てみていただきたいポイントです…!
数パターンのスタイリングが出てくるんですが、メインで着用しているビッグシルエットのアウター+パーカー+パンツ+ブーツのバランスが絶妙です。
くすんだ感じのブルーやグレー系のカラーがベースのスタイリングなんですが、パンツの裾のまくった部分がイエローで、そこに差し色をもってくるかー!とamiuのハートわしづかみです。
④めっちゃいいと思ったらMVの監督が庵野秀明(神)
言わずと知れたエヴァンゲリオンの福耳がチャームポイントの監督です。日本のアニメーション界の神々のうちのひとりですね。
MVに夢中すぎてYouTubeの説明のところも見ずに視聴していたのですが、よく見たらなんか書いてある!?と思ったら庵野監督でした。
コロナ禍のため現場でのディレクションはせず、メールで最小限の指示を送り宇多田ヒカルサイドはその指示をもとに数名のスタッフとロンドンの郊外で撮影→日本で編集というスタイルだったようです。
文章でさらっと書いてあると「それくらいならかんたんそうじゃない?」って思っちゃいますがこれはすごいことだと思います。
宇多田ヒカル含むロンドン側のスタッフの庵野監督の意図を汲み撮影する能力、庵野監督含む日本側のスタッフが送られてきた素材から楽曲の世界観を交えた編集をする能力。全員が全員プロフェッショナルとしか思えません…。
宇多田ヒカルの歌詞すごい(語彙力)
MVが好きすぎて先にそっちを語ってしまいましたが、宇多田ヒカルの歌詞が昔からウワァーってなるくらい胸に刺さったり、時にえぐられたりしています。
『One Last Kiss』の歌詞はぜんぶ好きなのですが、とくに好きなのがこの記事のタイトルにしたところ。
“誰かを求めることは
即ち傷つくことだった”
もうこれは真理のひとつです。
こういう「なんとなく心のどこかでうっすら気づいてはいたことだけど、さらっと歌われている歌詞を聴いて気づきを得たり核心をつかれること」が私は多々あります。
それが音楽を聴き続けている理由のひとつなのだと思います。
そして繰り返しでてくるのが、
“忘れたくないこと”
“忘れられない人”
という歌詞です。
それらのフレーズが先述したプライベート感ある映像のMVと合わさると、まるで昔の自分の思い出をみているような感覚になります(もう最近聞いてない気がするけど、俗に言うエモいってやつ)。
私の大好きなとある漫画のなかで『存在しない記憶』というワードがでてくるのですが、まさにそんな感じ。
楽曲、歌詞をMVを通して見ているうちに私自身の“忘れられない人”の記憶もふっとよみがえるので、懐かしかったりすこし切ない気持ちになります。
庵野監督はそこまで考えてこのMVを作ったのか?と思うと神すぎてちょっとこわいですがたぶんそうなんだろうな〜。
もしMV未視聴のかたがいたら、ぜひ見てみていただきたいです!
ただただ宇多田ヒカルがかわいいのでそこを楽しんでみてほしいです。
私みたいに『存在しない記憶』が…とか言い出す必要は、決してないので…。