【詩】スローモーション
木漏れ日が一面に広がる
無限の波に若葉がひらり
舞い落ちる
緑と光の絨毯に身を横たえて
眠りにつけたら
どれ程素敵だろう
水色の絵の具を水で溶いたようなスカイブルー
誰かさんのいたずらでできた飛行機雲の白さに
目を奪われる
まだ 全速力で空を駆ける白線
私も真っすぐ ブレずに 路を進むことができたら
どれ程良いだろう
スローモーションで全ての輪郭が浮かび上がる
剥がれ落ちる記憶の断片を 惜しむように
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