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【詩】Restful Dawn

朝焼けの眩しさが心の軋みを溶かしていった
もう今日だけで何度眺めただろう

何日も替えていない窓辺のキンポウゲの水差し 
無機質な部屋の中で目立つ黄色に目を奪われる

喋々を追いかける三毛猫の尻尾
柔らかな触り心地を想像し微笑を浮かべ

何でもないような日
ありふれた平凡な日
じっくりと見渡せば
そこには くつろぎとぬくもりが溢れている

柔軟剤の香りで包まれたハンドタオル
顔をうずめて リラックス

コーヒーカップから立ち上る湯気
口いっぱいに広がる ほろ苦さ

何でもないような日
ありふれた平凡な日
心ゆくまで味わえば
そこには 癒しと安堵が溢れている


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