「5:キャリアプランニング編」-25歳、キャリア迷子から抜け出したくて自分と向き合った話
前回の続き
「5:キャリアプランニング編」
※今回が最終章
企業内キャリアコンサルタントというお仕事
自己分析をした結果、
この3つに当てはまる仕事がよさそうだ、という結論に。
そこでふと思い出したことが。
そういえば、自分がキャリアに悩んだ時に誰に相談すればいいのかわからず(上司は評価者でもあるし、話せないこともある)モヤモヤしてるとき、キャリアの保健室みたいなものがあればいいのになー、と漠然と思っていたなと。
そこで、🔍キャリア、保健室 と検索してみた。
そしたらなんと、そういう社員のキャリア相談を受ける専門の部署が世の中に存在するじゃないかー!
どうやらこういう職種を"企業内キャリアコンサルタント"と呼ぶらしい。
厚生労働省が、若手の離職率増加、社員のモチベーション低下の課題を背景に、「セルフ・キャリアドック」という制度を推進していることもあって、大企業を中心に企業内キャリアコンサルタントを置く企業が増えているらしい。
人事とは別の組織として存在していたり、人事組織に組み込まれていたり、その辺は企業によって様々っぽい。
うん、これかも。
直感でそう思った。
強みが生かせそうだ、と思えた
人事の仕事で好きだったことは、人と向き合って、自分の言葉で相手に変化が見られることだった。
採用も全社行事の企画も楽しかったけど、自分が強く記憶に残っている瞬間は、就活がうまくいかなくて悩んでる学生が自分と話すことで前向きになった瞬間だったり、なんで一学生にそんなに向き合ってくれるんですか?と泣きながら感謝を伝えてくれた瞬間だったり。
私としては、よっしゃ向き合ったるぞ!と思って会話してるわけではなく、ただ単に「頑張れー!」という気持ちで色々伝えたくなるだけなので、これは私なりの強みかもしれないと思った。(強みは人より秀でていることだけでなく、自分が努力せず行えることでもある💡)
だから、企業内キャリアコンサルタントだったら「人と向き合う」という強みが生かせそうだなと考えた。
そして働いていて悔しかったことは、後輩の面倒を思うように見てあげられなかったこと。
きっと新卒の先輩に話したかったことや相談したかったことも沢山あったはず、、、でも私は自分の仕事で手一杯で、中々聞いてあげられる時間が取れなかった。
そうしていつの間にか離職していく後輩達を見て、ああ先輩なのに、人事なのに力になれなかった、と後悔することが多かった。(色んな要因はあると思うけども)
だから、仕事や人生で悩んでいる人に寄り添いながら、チアアップしたり道を示したりすることに専念できる仕事は自分にぴったりなのでは?と思えた。あのときできなかったことを、プロとしてできるようになりたい、と。
また、フリーのキャリアコンサルタントではなく、"企業内"のキャリアコンサルタントとして働くことで、社員の支援もしつつ、社員との面談を通して抽出された企業の課題を人事に伝え、人事施策として反映させることで企業が成長する、そんないい循環を作れる役割なのでは、とも思った。
※いうてもまだ解像度が荒いので、この職種や役割については今後もリサーチを続けていきたい。
企業内キャリアコンサルタントへの道のり
とはいえ、今のキャリアでポンと企業内キャリアコンサルタントにはなれない。
キャリアコンサルタントの国家資格もあった方がいいだろうし、キャリア・カウンセリング・心理学的な知識と経験も必要だろうか、、、
ステップがたくさんある。
何から始めようか、どんな仕事につくべきか、考え始めた。
そうして調べていく中で、得るべきスキルを最短で得られる職種は次の二つかなー?と絞り出した。(説明はざっくりなので詳しくはググってほしい)
キャリアアドバイザー(CA)
ー人材紹介会社で、エージェントとして面談、求人紹介してくれる人。キャリアコーチ
ーライザップのキャリア版で、納得したキャリアを歩めるように複数回の面談を通してトレーニングをする人。
運良く、会社のSさんが、知り合いに企業内キャリアコンサルタントやってる人いるよ!と教えてくれたので、おおおそれはぜひお話し聞かせていただきたい!キャリア選択のアドバイスがほしい!と思って繋いでもらった。(非常に人に恵まれています、感謝)
そうして現役で社員のキャリア支援をされているKさんとお話しする機会をいただけた。
誰もが知る企業で、キャリア支援室を1から立ち上げたすごい人だった。
なんと1時間以上時間をくれて、
①保健室的なイメージの、治療的役割
②トレーニング的なイメージの開発的役割
の二つがあるよ、と教えてくれた。
他にも、どう情報共有してるのか、実際何人くらい利用してるのか、KPIをどこに置いてる、などなど赤裸々に教えてくれた。
これを無料で、、、いいんですか、、、?と言わんばかりの有益情報を得て心がホカホカした私は、ますます「企業内キャリアコンサルタント、素敵な仕事や〜〜」と思うのだった。
言うまでもなくお人柄も素晴らしく、こんな大人になりたいと思った。
そんなKさんからの、現在の意思決定アドバイスとしては、
というものだった。とてもシンプル。
やりたい仕事なのはもちろんとして、価値観が合うかどうか、ここを大事にして会社を探そう!と動き出した。
転職活動再開!
ということで、一度挫折した転職活動を開始する。
やみくもに書類出して応募して不合格をくらっていた当初に比べ、今は自分のキャリアビジョンもやりたいこともある、身につけたいスキルも語れる!そんな自分に、ワクワクしたし、未来は明るいぞーと思えた。
やったことは主に下記。
・あらゆる求人サイトでCA職、キャリアコーチ職検索して応募
・エージェントにCA職、キャリアコーチ職の求人だけ紹介してくださいと依頼
・🔍キャリアコーチング と調べて出てきた会社の無料カウンセリング(コーチング受けたい人向け)を受けてみて、波長が合いそうだったら採用してほしいので面接を受けたいと伝える
などなど。
こん時ばかりは行動しまくって、ここなら働きたい!と思える会社に絞り、5社ほど同時に面接を進めた。
最終的に、第一志望だった2社から内定をいただき、私の怒涛の休職〜退職〜転職物語は幕を閉じるのであった。
めでたしめでたし。
現在
ということで、晴れて4月から(正式入社は5月)、キャリアコーチング事業の会社でキャリアコーチとして働いております!
といってもまだ研修期間なので実践デビューはしてませんが、、
早く実践に移りたくてソワソワ。
先輩の録画を見ているだけでもウキウキ。
やりたいことができていて、向かいたい方向に向かえている安心感ハンパない。
いつか私がちゃんと力をつけたら、ぜひ皆さんの支援もさせてください🫶🏻全力で伴走します!
がんばるぞ。
転職活動を終えてみて
いや〜長かったです。
休職したのが昨年11月からだったので、新たなスタートを切るまで約半年ですね。
それはそれは長い道のりでした。
一時期は本当にもう自信喪失して、自分の価値ってなに?てかこれからわたしまっとうに仕事できるの?社会人向いてない?とまで思い詰めていたわけで、、、
休職して、やっぱ人生詰んだかも、ただの逃げだったのかな、と後悔して自分を責めた時期もあります。
でも、周りを頼りながらも、逃げずにちゃんと自分に向き合って、整理していけば大丈夫。
これは今後の自分の人生においてもとっても自信に繋がりました。折れても大丈夫、立ち直れる、それを自分で証明できた約半年だったかなと思います。
休職という選択を取ったことで、悔しい、苦しいこともあったけども、おかげさまでじっくり人生に向き合えたし、金銭的余裕が一時的に無くなったことで家計簿つけ始めて支出の優先順位考え直せたし(笑)
結局は、自分の選択をどう正解にしていくか、それに尽きるなと思いました。
人間誰しも選択を間違えたくないし、出来るだけ近道をしたい生き物だと思います。でも最初からドンピシャで正解を選ぶことは難しい、、、ただ、なるべく正解に近い選択をするためには、自分で情報収集をしたり足を動かしたり、人を頼ったりすることは必要だなと。
かなりエネルギーはいるけど、未来の自分が楽できるように、あん時あーしとけばよかったと後悔しないように、今、動けたことは誇りに思います。
助けてくれた前職の人たちや、励ましてくれた友人たち、支えてくれた家族、だれてる時に喝を入れてくれたパートナーに改めて感謝です。
自分で意思決定して自分でその選択に責任を取る、これからもそうやって、たくましく生きていきたいなと思います!
最後に
一旦、私の「25歳、キャリア迷子から抜け出したくて自分と向き合った話」はこれにて終了です。
5つも記事を書くとは思ってもいませんでしたが、
読んでるよー!
共感する🥺
応援してる!
そんな友人知人先輩方の声に励まされてなんとか続けられました。
わざわざ声を届けてくれてありがとうございます!
今後は、面接ではどんな対策や準備をしたのかとか、最終なぜ今の会社に意思決定したのかとか、また気が向いたらぜひ投稿したいなと思っています。
ので、スキください❤️笑
元気が出ます。
これからも、何卒よろしくお願いします。
ami