とべ!人類
その日、地球は滅んだ。
卓たち数人の中学生を残して。
日本の大人たちは彼らのみをロケットで射出したのだ。
アメリカはもっとたくさんの人数を脱出させたが、内乱で宇宙船は漂流、全員死んでいた。
地球に似た環境の星、カノウプス第三惑星P3に無事たどり着いて、人類を再生する。
それが卓たちに課せられた使命。
だが旅は果てしなく長く、かつ、過酷なのだ…
作者は尾瀬あきらさん。
代表作はたぶん「夏子の酒」だと思いますが、私はやはり、この作品が一番好きです。
毎日新聞社の、 毎日中学生新聞に掲載された後、 小学館、少年ビッグコミック増刊号に1978年、再掲載されたそうです。
人類のよいところ、よくないところ。
尾瀬さんは繰り返し描いていました。
お若い頃、旧ペンネームの頃は、コミカライズもいろいろ手がけられ、鋼鉄ジーグ、大空魔竜ガイキング等、テレビとは違う独立した作品性を追求されていました。
そんな尾瀬さんの、みずみずしいオリジナルコミック。
最近コミックスはどんどん絶版になってるので、それでも一人でも多く読んでくださることを望みます。
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