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【観劇感想】THE CONVOYSHOW Vol.43『ONE DAY〜Last Run!Run!!Run!!!〜』(7/29)

7月29日THE CONVOYSHOWを恵比寿ザ・ガーデンホールにて観劇。
座席は下手の前方席
前はガッツリ音響機材だったけど、横に広い板でみんなが端の方までくるのでしっかり楽しめた。


タイトルの通りコンボイは今回がラストとのことで、こんな素敵なショーが終わってしまうことが悲しくもあり、最後の幕引きまでなんとカッコいいことかと感動もあり、若手メンバーと同様に観客の私もオリジナルメンバー(以降オリメン)の生き様を見せていただいた。

今回は新作で、若手メンバーが行う公演に突如として現れたオリメンたちがオーディションを行い、若者たちとセッションをしていくという物語からスタート
今回のコンボイでは〝DNA〟というワードが何度も登場する。
この『ONE DAY』には若手にコンボイの精神を託した作品なのだ。


若手へのメッセージ

コンボイは作品の中でも俳優自身の名前を使われることが多い
脚色はもちろんあるけれど、今回は特にそのままの姿で立つことを求められてきたように見える
今回は若手メンバーの公演にオリメンがそれぞれ自分がここまでどうやってコンボイを続けてきたかを語っていく
続けること」「父親と母親からの愛
まだまだ青い若手メンバーにその大事さを伝えていく。

今回の公演で、「やめたいと思ったことはないんですか?」という質問が若手からとぶ
それに対して「何度も思ったよ」との答えが返ってくる。
じゃあどうしてやめなかったんですか?
他のやつらがやめたいって言うからさ
笑いを交えてそう答える。
ここであえてカッコいい言葉を言わないところがコンボイのオリメンのかっこよさを感じる

表現者として違う道を歩んでみたいと思うことは実は稀ではない
自分の実力をもっと試してみたくて違う場所にいきたくなることもある
ただその時に何だかんだ言っても続けてしまうそんな場所があってもいいんじゃないか
その言葉には「もっと心底楽しめ」「俺たちと同じくらい続けてみろ
そんなオリメンたちからの若手へのメッセージのように感じる。



公演直前にあった『本田礼生の不定期配信』では社長が若手メンバーに対して
俺たちと同じくらいになってきっとここまでコンボイが続いてきたことの本当の凄さを感じる。その時まで続けていたら褒めるよね」との言葉を残している。


60代って親よりも上の年齢で、そんな人たちが歌って踊るだけですごいのに泥臭く続けてきた。その生き様から影響を受ける素晴らしさがコンボイにはある。
若手メンバーはまだまだこの先成長していく。
成長するということは別れもある。俳優人生何があるかわからない。
けれどコンボイという場を離れて歩き出しても、また巡り会えることができたならどんな素敵なことだろうか。


59歳から66歳のオリジナルメンバーの表情を見ていると、若手以上に楽しんでいるのを感じる。
確かに若手はみんな急成長しているし、ダンスのキレもある。
だけどそれに負けていないどころか、上回るオリメンの凄さを改めて感じることになった。
きっと声が上がればまだできる
だけどここで幕引きをするというのがコンボイの美学を感じる。
若手メンバーとそれに引っ張られてコンボイと出会った彼らと同世代の私たちはこのおじさんたちの生き様をきっと忘れない。



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あやみ
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