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ヨーロッパを写してきた
欧州で蜜月を過ごしてきた。行き先はヴェネツィア、フィレンツェ、パリ。ジャケットのポケットに写ルンですを突っ込んで、2週間の旅をしてきた。
地元のカメラ屋さんでフィルムの現像をしてもらったので、写真と共に少し振り返ってみる。
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うわー、めっちゃいい写真じゃん。画面に光が溢れてる。空に雲は多いけど、そこそこ晴れているね。ヴェネツィアのどこで撮った写真かは正確には覚えていないけど、多分スカルツィ橋の上で撮ったんじゃないかな。
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誰かが映り込んでいる。
ヨーロッパのカフェってテラス席が多いよね、雰囲気いいよね、ということでなんとなく撮りたくなった写真。もっとも、テラス席はタバコを吸うための席なんだそうだけど。そういえばイタリアにしてもフランスにしても、めちゃくちゃ歩きタバコ多いよな。その条件だけでヨーロッパには住めない気がした2日目だった。
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本島に入った時よりもさらに雲が多くなってきてしまった。これはヴェネツィアの百貨店の屋上で撮った写真。無料だけど、入るには予約が必要だとか。予約してくれてありがとう〜〜
まあでもヴェネツィアはふらっと観光するにはちょうどいいよね。私たちが行った時期が良かったのかもしれないけど、想像していたほど観光客は多くなかったし、スリの心配もあまりなかった。(盗み聞きした)ガイドさんからの情報によると、お年寄りとかはヴェネツィアやフィレンツェでも気をつけた方が良いらしいね。
ただ、水上バスをうまく乗りこなさないと島内でめちゃくちゃ歩くことになる〜〜っていうのは反省ポイント。歩いて見る景色と、水上バスの上から見る景色とはまた違っていて、それぞれ味わうのも楽しかった。
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翌朝は早起きしてBrano島へ。ヴェネツィア本島から45分くらい水上バスに乗ったのかな。水上バスと路上バスが使える24時間のフリーパス(Venezia Unica?)を使い倒した。ヴェネツィアはすっかり秋で、マフラーを巻いても水上の風を感じるには少し涼しかった。でも気持ちがいいね。
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そうして着いたBrano。いや、これはインスタ映えするやつ笑笑 どの家を見てもめちゃくちゃカラフル。でもフィルムカメラで撮ると、原色の強さが少し弱まってそんなに癖を感じないね。運河に並ぶボートを見るのもまた一興。道沿いに佇むカフェでアペロール・スプリッツをいただきながら優雅に時間を過ごせた思い出。
そんなこんなでヴェネツィアを歩き倒し、夕方の列車でフィレンツェへ移動〜。50分くらい遅延してたのかな。遅延するのはいいけど(よくないけど)、立ちっぱなしで待ってるのはしんどいよね〜
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フィレンツェに来ました!!!テンション爆上がりなのはそう、フィレンツェめっちゃ行ってみたかったんです!!ダンテじゃん!ボッティチェリじゃん!ルネサンスじゃん!チェーザレ・ボルジアじゃん!!(チェーザレはあんまり関係ないかな、すみません)
これは多分、早朝に撮ったヴェッキオ橋?多分朝。これもめちゃ綺麗やん。私写真撮るセンスあるな。うんうん。
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フィレンツェといったらこのドゥオモでしょうってくらい、赤い屋根がそのシンボルになっている大聖堂。登りましたよ、463段。段数もそこそこあるんだけど、真面目な話、狭くて暗くてなんか鉄の匂いが籠ってるので、苦手な人は登るのやめた方がいい。登りきったけども463段登った以上に疲れちゃってあんまり風景楽しめなかった。
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フィレンツェは曇っていますね〜〜カラフルなBranoとはちがって、赤褐色の屋根で統一感のある風景。ドゥオモに登る自信のない人は、この写真に写ってるジョットの鐘楼なら行けるかもしれない。段数が少ないし、ところどころ休憩できるところがある。ドゥオモは他の人とすれ違えない狭さだからね……休憩したくてもできなかったんだよ……。
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やっぱりこれは見に行かないとね!ってことでアカデミア美術館に来ました。ダヴィデだけ見て帰りました(80%くらい本当)。
フィレンツェは他にもウフィッツィ美術館やサンタ・クローチェ聖堂へ行った。朝イチのウフィッツィで超快適に(人混みに合わずに)名画鑑賞。まあ最初にボッティチェリの部屋をすっ飛ばしちゃって、後から戻った時には混んでいたけど。
サンタ・クローチェはガリレオのお墓があるところ。人のお墓は踏んでもいいのに、脱帽を求めるのがヨーロッパ。なぞ。アメリカ人が、「僕たちの国の歴史よりも古いね」と言っていた。確かにそれはそうだな。日本人にはない視点。
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ついに来ました!!フランスです!!とはいうものの、いきなり来たわけではない。フィレンツェ空港から朝7時の飛行機に乗ってパリに向かい、メトロに乗ってどんぶらこ。vueling(スペインのLCC)の記憶はあまりないけど隣の席の女の子がずっと咳をしていた記憶。そしてお腹が空いたから、ドイツで買ったハリボーをちまちま食べていた。
パリも曇ってはいたけど、私の心は晴れ模様!!さっきはフィレンツェにめっちゃ行きたかった!!とかなんとか言ったものの、ルーブルもめっちゃ行きたかったわけですよ。なんでかって?歴史が好きだからだよ。いやさ、高校の世界史の授業で資料集ずっと見てるじゃん、色んな絵画が出てくるじゃん、そしたら本物見たくなるわけじゃん。ルーブルはそれが全部あるのよね(まあ全部じゃないけども)。でもマネモネドガゴッホなんてどこで教えてもらったのか。世界史の授業で絵画なんてやらないしな。
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ルーブルのどこかの回廊。やっぱり室内は暗いので、フィルムカメラには向かないね〜〜。写ルンですは太陽光のあるところで撮りましょう。丸一日(朝の9時半から夜の19時まで)ルーブルで過ごせて幸せ……本当に楽しかった。
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翌日はシャンパンで有名なフランスの田舎へ。ホテルまで行くのに利用したバスが小型バンで、ほぼタクシーだった。少し坂を登って見えた風景をぱちり。ここも曇りだな〜。なんなら割と雨に降られたな〜〜。豪華なディナーを食べ、それよりもさらに豪華なシャンパンを楽しみ、翌朝もちょっとリッチな食事をして、パリへ戻りましたとさ。
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パリへ戻る途中の寄り道。ランスの大聖堂も行ったんだけどな。写真が……あった。これだ。
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シャルル7世が戴冠した日も曇りだったのだろうか。フランスさん曇りすぎなのよ。ちょっとは晴れてもいいのよ。でも曇っていると、ゴシック様式の奏でる荘厳さが際立つね。夜の雷を背景にしたらさらにカッコよさそう。
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印象派絵画の宝庫、オルセー美術館。マネモネドガゴッホ!!とルノワール!!薄暗い写真になってしまってよく見えないけど、もともと駅だったところを改装した美術館。それぞれの画家に相当な空間が割り当てられていて、一面モネ!だったり一面ルノワール!!だったりで視線が忙しかった。
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パリ滞在何日目かにして、毎日見えるエッフェル塔をようやく登りに行った。登山家になぜ登るのかと聞くと、「そこに山があるから」と答えるエピソードは有名だけれども、私もタワーは登るものだと思っている(ただしフィレンツェのドゥオモを除く)。まあ全部エレベーターで行ったので、登るも何もなかったんだけど。
この写真は、エッフェル塔を下から覗き込んだ図。「鉄塔」の雰囲気が伝わってくる気がする。隙間から見える青空が綺麗。インターネットでも誰かが撮った写真を見て世界を旅した気分になれる時代になったけど、こういう眺めは自分で行ってあちらこちら頭をキョロキョロさせないと見えない景色だよね。
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東北東くらいの方角。グラン・パレとオランジュリー美術館、ルーブル美術館を望める。朝イチくらいで登った気がする。スカイツリーは屋外に出れない展望台だけど、エッフェル塔は外に出ることができる。高いところで感じる風は、いつもより少し冷たかった。
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パリの何区かよく分からないがとりあえず北西。パリって本当に高い建物が少ない。東京タワーは高層ビルの影に隠れてしまうけど、エッフェル塔はどこからでも見える。
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モンマルトルの丘の上。ジョン・ウィック4でキアヌ・リーブスが死にそうになりながらも駆け上った階段……ではなく、エスカーみたいなやつに乗ってこんにちは。このエスカーもお金を取るが、Navigoで乗れるので敵なし。
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旅の最後を飾るのはパリから北西へ行ったところの、ジヴェルニーにあるモネの庭園。ようやく晴れた〜〜。あいにく睡蓮の季節ではなかったけど、ところどころ花が咲いていて、緑に包まれてのんびり過ごせる庭園だった(観光客は多いが)。
今回は写ルンですを一つしか持っていかなかったので、頭の中にはずっと「27」という数字が刻まれていた。27枚。写ルンですで撮れる枚数。今回のnoteに挙げた枚数は20枚だけど、残りは明るさの関係やら何やらでうまく取れなかった写真たち。と人が写ってる写真。
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スマホやデジカメなら(容量さえあれば)撮る枚数なんて気にしなくて平気だけど、逆に今回みたいに撮れる枚数が決まっていると、いつどこでどんな風に撮るか、そこそこ吟味できるので私にとっては味わい深い写真にもなった気がする。
まあスマホでもたくさん撮ったけどね。撮りすぎて見返すの大変だよね。
観光しまくって足の疲労がピークを超えたけど、大満足の2週間だった。次はドイツと(範囲広いな)ローマとロンドンとグラストンベリーに行かないとな。写ルンです、今度は2つくらい買おうかな。
P.S.欧州滞在中、写ルンですはずっとジャケットのポケットに入れていた。なくなったら悲しいけど、ちょっとの好奇心でスられるかどうかの実験をしていた。スられなくて良かった〜〜
おしまい
2024.10.21