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映画の記憶

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鑑賞してきた映画の感想とか記録とかそんな感じの文字の集まり。最近は年単位の記録にまとめてる。
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#感想

2021年映画鑑賞記録

1. The Midnight Sky1月2日。Netflix。Directed by George Clooney.

2021年映画初め〜。今年は監督にも注目して記録していこうかなと思います。

映画全体の雰囲気について「SF版レヴェナント」と表現してた人がいて、私もそれに同感。結末はインターステラーに似ている。そして、地球の終末感は、The Roverの世界を思い出した。ついでに「アンドロイ

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─『The Trial of the Chicago 7』

─『The Trial of the Chicago 7』

Netflixで視聴。

エディ・レッドメインが出てるとのことで見ました。その良し悪しはさておき,最近俳優を中心に映画を観てしまう気がする。まぁいろんな映画に出会えるのでよしとするか。もっとも,俳優だって出演する映画を選んでいるのだろうから,その思想的な何かに少しは共感するからこそ「人」から見ていくのかもしれない。
(追記:映画を観た後に文章に綴る時,映画それ自体の感想というよりも,映画で触れられ

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─『The King』

─『The King』

Netflixオリジナル映画。

ティモシー・シャラメに惹かれて観ました。

とはいえ、もともと歴史物は好きです、大学の専攻は中国史です、イギリス史のゼミがありましたが、これにも参加していました。

題材は百年戦争この映画の舞台は15世紀のイングランド。個人的には「イギリス」表記が好きじゃない、日本語にしか存在しないし。UKでいいじゃん、世界で通じる。まぁいいや。

今回の記事は映画の感想というよ

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─『ストーリー・オブ・マイライフ』

─『ストーリー・オブ・マイライフ』

(コロナ自粛の関係で)この記事を公開しようかすごく迷ったんだけど、きっと見る人もいないのでひっそりと投稿することにした。

映画館で久しぶりに映画を見てきました。最高だね。前後左右が一席ずつ空いているから、後ろから座席を蹴られる心配もないし。ただ空きすぎて映画館の経営とか大丈夫かな…と心配になるけど。あと、上映開始されてから入ってくる人がいなければ、エンドロールで席を立つ人もいない。

優しい映画

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─『HUSH』

─『HUSH』

ホラー?スリラー?映画の『HUSH』を見ました。いつも通りとてもネタバレです。

Netflixの独占配信作品。

聾唖の主人公 vs 快楽殺人犯。

舞台は森の中にたたずむ一軒家。一人の男がやって来て、主人公の友人を惨殺。

家への殺人犯の侵入を間一髪で防ぐも、携帯は取られ、外にあるブレーカーを落とされ配線を切られで、助けを求めることができない。

なんとか逃げようと、殺人犯と主人公の攻防が始ま

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─『ジョジョ・ラビット』

─『ジョジョ・ラビット』

2020年映画初めはジョジョ・ラビットでした。

ちゃんと(?)TOHOシネマズで観ましたよ(詳しくは前回のnoteへ)

見終えた感想をメモ程度にしか残してなかったので、簡潔にTwitterで供養するつもりだったのですが、意外と長くなりそうだったのでここにまとめます。まぁいつもよりも適当に。

脳内からこぼれ落ちないうちにぱぱぱっと入力したメモ。適当オブ適当。そういえばキング・オブ・コメディをま

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「みんなどうかしてる」とは、私も時折思うことがある。─『永遠に僕のもの(原題:El Angel)』

アルゼンチンの映画を見てきた。

なぜアルゼンチンの映画をわざわざ、という感じではあるけども、私だって見に行くまではアルゼンチンを舞台とする映画だなんて知らなかった。

給料の入った8月の金曜日(これを推敲している現在、既に1ヶ月を経過……)、退勤後の電車の中。Twitterのタイムラインをスクロールしていたら、たまたまこの映画の情報が目に飛び込んできた。Twitterって、偉大だ(結論そこじゃな

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革命を起こして大富豪になる夢しか見れない社会なんて。─『JOKER』

『JOKER』を見てきた。

JOKERを演じたホアキン・フェニックスには終始圧倒された。ピエロの走り方に始まり、病的な(実際その笑いを病気だとする描写がある)笑い方、極めつけはアーサーの歓喜の舞とでもいうべきダンス。指先の動きまで目が追うことを止められなかった。おかげで目が疲れたけど。

冒頭から不穏、不穏、そしてさらに不穏、の連続で、いつJOKERが生まれてしまうんだろうとハラハラしていた。

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