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スイカはどこから来たのか。

スイカはアフリカで誕生し、やがて地中海から欧州各地に広まっていったと考えられています。約3000〜4000年以上前に描かれたエジプトの墓の壁には、スイカが描かれ、私たちが食べるスイカと同じく緑色の楕円形(海外では楕円形が多い)で縞模様をしています。また、ブドウや他の果物の隣に置かれていることから、この頃から甘く生で食べられていたと考えられます。

スイカはどこから?

これまでは、種を食べる目的で栽培されていたアフリカ西部原産のエグシメロンがスイカの祖先であると考えられてきました。
しかし、PNASで発表された論文では、全遺伝情報(ゲノム)を比較解析の結果、アフリカ東部スーダンのコルドファン地方に自生する小さな丸いコルドファンメロンがスイカの祖先である可能性が高いことがわかりました。
また、スイカ(Citrullus)属の多くは苦味がありますが、コルドファンメロンは甘いため、スイカの育種に使われたことが示唆されます。

今後

コルドファンメロンは病害虫に強いなど良い形質を持っているため、スイカと交配させることで病気に強いスイカを作ることができるかも。

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