学校のスクールカウンセリングを申し込めなかった理由
子どもの小学校から、「スクールカウンセラーが月一回学校に来て、相談にのってくれますよ」・・・という内容のお知らせが来た。
是非申し込みたいと思った。
子育てのあれこれ。
子育ての中で沸いてくる疑問や悩みや不安・・・ちょっとしたこと。
聞きたいことは、山ほどある。
でも、結局、申し込めずに終わってしまった。
その理由をいくつか、自分なりにまとめてみた。
①どういう方がカウンセラーとして来るかわからない。
子育ての悩みって、ちょっとしたことのようで、実はすごく深い。
「どうして上の子にはこんなに腹が立つんだろ。下の子はかわいくて仕方がないのに」
「どうして、靴下が脱ぎっぱなしで転がっているのを見るだけで、頭の中が0度から5.5兆度まで一瞬で上がってしまったかのように、怒りが爆発するんだろう」
「どうして、言うことを聞かない子を叩きたいと思ってしまうんだろう」
突き詰めていくと、自分の幼少期に戻ったりする。
親が、すぐに叩く親だったから。
親が、厳しかったから。
昔の自分を見ているようで、イライラするから。
自分に出来なかったことを子どもには出来るようになってほしいと求めてしまうから。
今の自分が抱える不安も、あるだろう。
今の自分に満足できていないから。
周りの子どもたちと比べてしまう自分のせい。
夫婦関係にも波及する。
夫婦関係がうまくいっていないから。
仕事ばかりで、こちらの悩みに寄り添ってもらえないさみしさが、子どもへの怒りに向かってしまう。
「私が相談したいことは、場当たり的な子育て相談じゃないんだ。
考えて考えて考えすぎて、自分の問題、親子関係・夫婦関係の問題ではないかと思っている。そんな相談、1時間で話しきれない。」
そんな風に考えていると、初めて会って、どんな人かも分からない人に、たったの1時間で、こんな深いところまで話せるわけがないと思う。
そして、なんと答えてくれるかわからない不安もある。
勇気を出して行ったカウンセリングで、気持ちを理解してもらえなかったら・・・おそらく、その後、他の人に対しても、心を開くのが怖くなるだろう。
私は、心の扉を閉じてしまうだろう。
実際、今は閉じているんだけれど。
あまり、心の内を相談できる人がいなくて。
「カウンセラーさんになら、心を開けるかも」と思って、空けた隙間は、いつでも閉じる準備は出来ているんだ。
②カウンセラー以外の学校の先生に知られることが、怖い。
簡単に言うと、学校の先生にも「いい母親だ」と、見られたいのかな・・・。
子育てにこんなに悩んでいることを知られたくない。
自分が子どもに怒鳴り散らしていることを、知られたくない。
「親がこうだから、この子もこうなのね」と、思われるのが・・・
怖いのが。
カウンセリングの予約は、担任の先生もしくは、教育カウンセリングの窓口になっている先生を通じて予約する。
しかも、お知らせには「相談の内容を簡単にお知らせください」と書かれているのだ。さらっと「子どもとの接し方について相談したいです」とだけ、言えばいいんだろうけれど、
私の頭の中では、その後職員室で「○○さんのお母さん、○○で悩んでいるらしいよ。そんな風に見えないけどね」という会話がなされている風景が、思い浮かんでしまうのだ。
担任や担当の先生を通さずに、カウンセリングの予約ができればいいのに・・・と思う。
③子どもは、親がカウンセリングを受けていることを嫌がる。
思春期にはいってきた子ども。
友達と遊んでいるときに、親が顔を出すのも嫌がる。
親が教育カウンセリングに来たなんて知ったら、すごく嫌がるし、恥ずかしいと思うだろう。
学校で受けるカウンセリング。
絶対に顔を合わせないとは、限らない。
④そこまで悩むことなのか?
これは、前述した理由とは矛盾してしまうのだが、
「わたしは 今、とても子育てに悩んでいる。苦しい。」
だけど、「子どもは楽しく学校に通っている。勉強も、真面目に取り組んで、いろいろなことを身につけている」
多分、おそらく、端から見たら、一切問題のない子だと思う。
でも、私は苦しい。
家ではだらしなくてイライラするし、反抗的な言葉も多い。
弟にも優しく出来ない。
これは、もしかして、普通のこと?
わざわざカウンセリングにいくほどではない??
でも、私はとても苦しい。
イライラしたときに、気持ちが抑えられなくなる。
カウンセリングに行く、決定的な理由が見つからないのだ。
「私はとても苦しい」というだけで。
次のカウンセリングは、一ヶ月後。
さて、どうしようか。
それまでに、親子関係は変わるでしょうか。
急がず、のんびり、考えよう。
こんな私の考えに、ご意見・アドバイスがあったら、いただけると嬉しいです。
カウンセラーの立場、小学校の先生の立場、子どもの立場、同じ親としての立場・・・どんな方でもお待ちしています。