ぐらしあすの「彷徨だけで終わらせない」

小さな単車ゆらゆら
スピードせいぜい40キロ
山道上りはやっとこさ20キロ
60キロ出そうとアクセルひねる
悲鳴のエンジン
おまけに荷物積んでいる

古いエンジンゆらゆら
いつもお先にどうぞと言うけれど
気持ちはせいてせいて仕方ない
近ごろアクセルひねりすぎ

車庫にもどればもうヘトヘト
オイルそそいでもらいたい
あまえさせてもらいたい
あまえさせてもらいたい

あの山の中腹に向かいたい
向かいたいだけでは空回り
時々単車が泣いている
20キロで向かおう

悲しみとともに微笑もう
ふたたびどっしり行くために
平地で給油はつづいてる
微笑むためにあまえよう

気持ちは山へと向いている
山を見据えてどっしりと
先達の懐に飛び込んで
夢は夢で終わらない

正直きつい
さみしい
かなしい
重たい

彷徨には意義がある
彷徨でも山を目指す

そうでありたい
そうしよう






ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。