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流産後、戻ってきた「いのち」

以前、流産のことを書かせていただきましたが、その後すぐに妊娠をして、現在、無事に妊娠8ヶ月になりました。

妊娠後、仕事もプライベートも忙しく筆を取れずにいましたが、不思議な巡り合わせを感じたことを残しておきたくて、綴らせていただきます。

経緯

流産をしたのが、2021年9月28日。
再度妊娠が分かったのが、2021年12月3日。

10月21日に夫婦で淡路島へ移住をして、やっと暮らしが落ち着いてきた頃のことでした。

「生理がこないなぁ…でも、まさか...ね」
と思いながらも、お酒を飲む予定があったので、念のため検査薬を使ってみたら、すぐに陽性反応が出てびっくり。
その後すぐに病院で妊娠が確定しました。

出産予定日は、2022年8月2日。真夏生まれの子になりそうです。

不思議その1

妊娠が判明したときは、嬉しさと共に本当に驚きでいっぱいでした。
なぜなら、「流産後のカラダもまだしっかりは戻ってないだろうし、引越しで疲れたし、トライは、また落ち着いてからにしよう」と、避妊をしていたにも関わらずの妊娠だったから!

きっと、「流産したベビさんが戻ってきてくれたんだ」と感じています。

流産という経験をさせてもらったことで、夫への理解が深まり、絆が強くなったことを思うと、1回流産をしたことにすら、ベビさんからの愛を感じずにはいられません。

不思議その2

夫婦のライフイベントや仕事関係のことを色々と控えていたのですが、すべてが何ともいい感じな日程でピターっとハマってくれたのです。
(ちょー気持ちいい...!)

  • 移住(2021年10月21日)→流産後、元気になった頃

  • 仕事の繁忙期(2022年1月~4月)→安定期

  • カウンセラー資格取得の講座(1月~7月/12月)→安定期~出産予定日前/産後

  • おむつなし育児の講座(4月~5月)→安定期~安定期ちょい過ぎ

  • 結婚式(2022年5月15日)→8ヶ月に入りたて(安定期ちょい過ぎ)

もし流産したときの妊娠が継続していたら、移住はつわりまっただ中で大変だっただろうし、結婚式は出産予定日と重なって延期せざるを得ませんでした。
だから、「やりたいこと全部やってね!」というベビさんの思惑なのか?!と思っています。

もちろん、妊娠中は何があるか分からないので、「仕事も資格取得も結婚式も、もし何かあったら諦めないといけないかもしれない...。」という考えも頭の片隅に置いてはいました。
でも、やる前から諦めるという選択肢はなかったので全部やってみたら、問題なくスムーズにここまでこれちゃって、なんだか、大きな力が働いてくれていたような気がしてなりません。

あと残りはカウンセラー資格の取得。
これが1番大変なところですが、無理し過ぎず、諦めず、流れに乗りながらがんばろうと思います。

不思議その3

今のところ、夫には出産の立ち合いと産後1ヶ月くらいのお世話をしてもらえる予定で、これもわたしにとっては願ったり叶ったり。

夫は、仕事の関係で9月10月は夫実家へ帰らなければならないのですが、8月2日が予定日なら、出産の立ち合いと産後1ヶ月弱はいてもらえます。

<不思議その2>の日程云々は、もう少し妊娠が遅くてもいい感じにハマったと思いますが、立ち合い&産後1ヶ月の大変な時期のことを考えたら、本当に超ベストなタイミングでの妊娠だったのです。

「もう、君!本当にすごいよ!!!!」と、お腹のベビさんを褒め称えています。

実際産まれるのがいつになるのかは分かりませんが、「ここまでのことをしてくれたんだから、もう十分♡好きなときに出ておいで~♡」という感じです。

終わりに

ヨガ哲学の中にイーシュヴァラプラニダーナという言葉があります。

日本語では「神に祈りましょう」と訳されていることが多いのですが、わたしが教わった意味はちょっと違って。

自然や宇宙の摂理などの大きな力に抗わず、それらと調和して、大きな流れに身を委ねましょう

という意味です。

この一連の「いのち」との対峙によって、その意味を少しだけ体感できた気がしています。

まだお腹の中にいるけれど、もう既にたくさんのことを教えてくれるこの「いのち」に感謝しかありません。

わたしたち夫婦にとってかけがえのない存在。

ありがとう、「いのち」。

杏美

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