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あと3kgだけ落としたい

それまで10年ほど変わらなかった体重が、この3年でじわじわと2キロは増えた。それだけなら万年運動不足だし、そんなもんだなで済ませていた気がする。しかしサイズ的にいけるだろうと判断してネットショッピングしたスカートを履いたら太ももで苦しみウエストで苦しんだ瞬間わたしは決めた。
そうだ、痩せよう。

目標は明快。ボディラインの改善、そのためにダイエットをする。
引き締めの筋トレ、脂肪燃焼にある程度の有酸素運動。これ以上太らないための食事管理。
言うのは簡単で、継続することが難しい。今回以前にもダイエットの真似事は時々していたけれど続かなかった。そもそもBMI上は標準ど真ん中なのでそこまで減らしてもいい体重の幅もない。増えた分ともう少し落として、なんならそこに筋肉をつけて数字上は最初に戻ってきてもいいぐらいだ。
なのでとりあえずは3kgを目標に落とすことにする。それが2ヶ月程前のことだ。

簡単な前提
開始時の体重:52.6kg
運動量:販売員だが丸1日事務仕事をしていることもある。通勤に自転車を使わなければ4,000歩は確保される。自発的な運動はほぼしていなかった。
食事:お昼はお弁当、外食は月1~3回、献立は夜重め。

現況は、すんなり1.5kg落ちた。最大瞬間風速ではなく、安定した数字として。ここまでの意識しているポイントをメモしておいて、今後指標が変わるときの参考に置いておこうと思う。

◎体重計で自分と向き合う

毎日体重計に乗ることは大事だった。でもこれは毎朝一喜一憂するだけでなく、エクセルに打ち込むなりグラフに出力してくれるツールも使うことが大事だった。
周期の関係で上下1キロは誤差みたいなものなわたしのようなタイプは尚更グラフにした方がいい。その横ばいは今のダイエットに改善点があるか考える必要がある横ばいなのか、実は体重の天井が徐々に降りてきていることに気づけるかどうかは数字よりもグラフの方が分かる。

最初はふつうの体重計に乗っていたが、Mi band4を睡眠トラッカーとして持っていたので最近から同メーカーの体組成計にシフトした。人によっては手持ちのデバイスに合わせてみるのもいいかもしれない。

◎運動はまず質よりも続けることから

運動に関してはのがちゃんねるにお世話になっている。

のがちゃんねるは動画を開くと前置きがなくトレーニングが始まるので、意志を保ちやすくて助かる。時間も種類も様々なので、よく見る動画を再生リストに入れておけば、何も運動しない日を比較的回避することができる気がしている。

ひとまずは量よりも継続することが大事だと言い聞かせていたら、半月もすると心なしか身体が引き締まってきた気がしていて気持ちが良い。
そんな気がするという感覚は多段式で、最初はあれ、肉のボリュームが減ってきている……?という感覚から次には触った感じがもう違う!というものが来た。これに気づけたときの高揚感と達成感はなかなかのもので、積み重ねの大切さを今更のように感じてしまった。

続ける意識を持ちづらいときは、逆に運動をまったくしない日を最初から決めておくと、その日まではなんとなくでもやろうという気になるので良いかもしれない。
あとは、なるべく近場には徒歩で行くようにした。これも気の持ちようぐらいの感覚だけれど、歩き続けてしんどくならない距離が増えているようで気持ちが上がっている。

◎意識していなかった部分を可視化する

食事管理はすんなりできた。そしてここが一番今回のダイエットが成功している点であるような気がする。
食事管理にはあすけんというアプリを使うことにした。

あすけんを導入したのはちょうど小説家の円居先生がTwitter上でダイエット報告されていた様子が楽しそうで、じゃあ真似してみましょうと思って軽い気持ちで入れたのだけれどこれが良かった。円居先生のダイエットマガジンも読み応えがあるのでおすすめしたい。

まず始めてみたら、あすけんいわくわたしの基礎代謝と運動消費を含めた推奨カロリーは1700~2000カロリーほどらしい。その日は少なめに3食摂った。ざっくりとメニューを入力すると1900カロリーだった。
ここでわたしは、つまり普段ならお菓子とかLチキとかをお気軽に食べるので、何も意識していないと1日2,500カロリーほど摂っていてもおかしくはない気付きに震えた。いくら立ち仕事をしていてもそら太る。
わたしの推奨カロリーだと、今日はそんなに食べていない(気がする)からお菓子食べても良いだろうとかヨーグルト飲料を水のように飲んで得たカロリーが分水嶺になりかねない。それに気づけただけでも収穫だったと思う。

それからあすけんは栄養素グラフがとても便利だ。何も意識していなかったらビタミンも食物繊維も慢性的に足りてないことに気づけなかった。
本当は野菜の副菜をたくさん摂ることが正解なのだろうけれど、毎月1,000円少しほどでマルチビタミンやマルチミネラルを飲んでいた方が安上がりなので許されたい。健康って極めるとお金がかかるんだな……

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◎続けられる方法の模索を大事にする

食事管理を入力して毎朝体重計に乗り、タイミングはいつでもいいから運動する。怠惰な生活を少しだけ正したら、じわじわ右肩上がりをしていた体重はすとんと落ちつつある。
結果が目に見えてくると次から次へとやりたい事が増えてくる。姿勢を常に正すよう意識したらボディラインがよりよく見えるだろうか。運動の時間をもっと増やすべきなのだろうか。ダイエット食で置き換えする日を作った方がいいだろうか。

たぶんそれが危険で、自分で管理出来る限度を超えてしまうともうやーめたという気になってしまうだろう。そして全部が元通りになる。
そして体重が戻っても生活まで戻してしまったら、同じく全部が元通りになるだろう。つまり希望の体重まで落としたら、そこからはそれをキープする方法を考えなければならない。
継続出来ているという実感が一番自分を癒やす。今回のダイエットでわたしが一番感じているのはそこだ。日々の積み重ねこそが一番効く、当たり前のようでいて改めて実感してしまった。

ここから先の1.5kgはなかなか落ちないだろう。でもすぐに結果を求めてはならない。できることを継続していたら気づけば目標地点に来ていた、それぐらいの気持ちでいることが大切だと思う。

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