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フリースクール活動日記 2024/01/05-府中

 いよいよ新年。2024年で最初のフリースクールでの活動だ。この活動では毎年初詣も兼ねることが目的となっている。昨年度に行った府中大國魂神社、とてもよかったとの皆の評判もあり、普通であれば場所を変えるところではあるが今年もまた行くことに決定した。
 集合場所は武蔵野線府中本町駅。ここからすぐのところに武蔵の国国府跡があるため、そこに行ってこのまえ行った国分寺と合わせ、歴史への理解を深めようというわけだ。

 そうして府中本町へと集合したのは10時35分。事前に大國魂神社の偵察をしてきたため少し遅くなっていたのだが、いまだにメンバーが3人現れず。すぐ次の電車できたメンバーたちと合流し、一度国府を見て市役所経由で正門へと向かう。
 すごい人の数だ。さきほど偵察に来たよりもはるかに多く見える。昨年と同じく両側には屋台が立ち並び、上空にはあわよくばを狙うカラスが旋回してこちらをうかがっている。
 何故かスケートボードを持ってきた龍角散の後ろを歩かぬよう(一度スケートボードが倒れてきた)に気を付けながら拝殿へと足を進める。
 やはりものすごい人気だ。昨年と日にちは同じなのだが、どうも前のときよりも人数が増えている気がする。ところで、あの賽銭箱にはなにか入れてはいけないものなどあるのだろうか(もちろん金以外は論外だが)。紙幣を入れていいというのは知っているし、硬貨ももちろん入れていいだろう。
 では、僕の持つ10銭(昭和10年発効のためニッケル貨か白銅貨と思われる)は?たとえばレイセンは少し前まで外国にいた。インド・ルピーなどは入れてはならないのだろうか。そんな会話をしながら、龍角散が一年でため続けたという両手いっぱいの貨幣を投げ入れる。じゃらじゃらとひっきりなしに聞こえる中で二礼二拍手一礼。すぐに脇に避ける。

 人型流しの後、水神社や荒鷲神社と立て続けに参詣し、おみくじを引いて屋台の立ち並ぶ境内へと抜けだした。ちなみに、当の僕のおみくじはこれ。中吉なのに、ずいぶんと辛口ではないだろうか……

「生命に支障はありません」とは……

 そうして午後になる。だが今日は時間がそこまでない。大國魂神社という何時でも居ることのできる場所とはいえ、家に帰りたくなる場合もある。そうなったとき今回だけはいつでも帰っていいのだ。なんてったって新年だもの。初回はそのぐらいで構わない。
 昼食をとる人はここで買い食いし、遊びたい人は遊んで。好きなように過ごした新年の初め。なかなか満足な一日だった。

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