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たった$10でロバート・デニーロと共演!SNSで話題の新・募金活動
こんにちは、アメマ速報の齊藤です。
今、アメリカでSNSを賑わせている衝撃のニュースたち。
それは、たったの$10で・・
“2021年公開の映画でレオナルド・ディカプリオ&ロバート・デニーロと共演”
“世界中が待ちわびている、次回ワールドシリーズの始球式の投球者になる”
“NBAのスター選手、マジック・ジョンソンとバスケができる”
という嘘のような本当のプロジェクト。
これは、俳優・アーティスト・アスリート等ハリウッドセレブが今挙って参加している”ALL-IN CHALLENGE(オール・イン・チャレンジ)”という募金活動で、寄付をすると抽選で本当にこの夢が実現するチャンスが得られるのです。
ALL-IN CHALLENGEとは
ALL-IN CHALLENGEとは、億万長者実業家のマイケル・ルービン氏が4月14日(火)に始めたオンライン募金活動で、$10からの寄付の代わりに、一生に一度の体験を提供するというもの。そのわずか24時間後には、スポーツ界やエンターテイメント界の大物たちがこの呼びかけに応えています。
このプロジェクトの参加は指名制で、指名されたセレブは寄付の見返りとしての賞品を発表し、次にこの寄付活動に参加するセレブを指名していくというもの。寄付する側は、ALL-IN CHALLENGEのホームページから、各セレブが発表する賞品毎に寄付をして応募することができます。ALL-IN CHALLENGEの公式ホームページはこちら。
その豪華すぎる賞品を少し紹介します。
ジャスティン・ビーバーがあなたの家に来る!
ジャスティン・ビーバーの賞品は、なんとジャスティンがあなたの自宅に来て、世界中の女性を虜にしたあの名曲”One Less Lonely Girl”を生で歌ってくれるというもの!
ビリーバー(ジャスティン・ビーバーファンの呼称)なら誰もが憧れるこの歌。ジャスティンは毎回ライブでこの歌を歌うとき、会場から女の子を1人選んでステージに上げ、目を見つめなら歌ってくれるのです。それが自宅で実現されるというファン悶絶の賞品。
これは世界中の女性達が応募すること間違いなし。(念の為、家を掃除しておかなければ…)
ビル・マーレイとJ・ティンバーレイクとゴルフ!
ビル・マレイ&ジャスティン・ティンバーレイクの賞品は、カリフォルニアの太陽の下で一緒にゴルフラウンドをする体験!
ペブルビーチの常連であるビルとジャスティンは、カリフォルニア州モントレーにあるペブル・ビーチ・ゴルフ・リンクスにはとても精通していて、ジャック・ニコウス、トム・ワトソン、タイガー・ウッズをはじめ、全米オープンのチャンピオンを輩出した有名なコースを、あなたと、あなたの友人1人のためだけに案内してくれます。
緊張して全く良いスコアは出なそうですが、ユーモアセンス溢れる2人と回るコースは楽しいこと間違いなし!
ドレイクと一緒にプライベートジェットでパーティー!
ドレイクは、アメリカのフットボール選手トム・ブレイディからの指名を受けたことをInstagramで発表。賞品は、豪華すぎるオリジナルパーティーパッケージ。
当選者は一緒に連れて行きたい友人7人を誘うことができ、LOUIS VUITTONのクリエイティブディレクターを務めるヴァージル・アブロー設計のプライベートジェット "エア・ドレイク "(2億円超)に乗ってロサンゼルスに飛び、ドレイクとプライベートVIPパーティーが出来るすのです。それだけではなくドレイクが手がけるストリートブランドOVOとナイキの限定パッケージ、そしてドレイクのライブの特等席のチケットなどが贈られます。
ALL-IN CHALLENGEの効果
ALL-IN CHALLENGEはこの記事を書いている現時点までの2.5日間で既に700万ドル(日本円で約7.5億円!)を集めており、非営利団体のMeals on Wheels、No Kid Hungry、America's Food Fundに寄付されます。"これらの非営利団体はそれぞれ、一つの目標を持っています - この困難な時代に食糧不安をなくすことです。
1つポイントなのは、食糧難の問題に対してセレブ達は大きく取り上げていないこと(もちろん言及はしていますが)。正直なところ、この豪華な賞品を目的に寄付している人が大半と思います。ただ、問題解決のための重要な手段である寄付金は確実に、ものすごい勢いで集まっています。
非営利活動にありがちな「目的」問題
ここで思い出すのは、2013年に世界的に流行した筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の研究の寄付活動ためにアイス・バケツ・チャレンジ。SNSでバズった時は、「水の無駄遣い」「命の危険がある」と賛否両論が巻き起こりました。(アイス・バケツ・チャレンジ:指名された人物はチャレンジを受ける場合、氷水をかぶる、または100ドルをALS協会に寄付する、あるいはその両方を行うのいずれかを24時間以内に選択するもの。)
アイス・バケツ・チャレンジは炎上しかけましたが、そこも含めて「ASLを多くの人に知ってもらうきっかけをつくる」という目的では大成功しています。(無理せず命を守ることが前提ですが)
今回のALL-IN CHALLENGEも食糧難を救うという「寄付金集める」という目的で大成功しています。
寄付活動や非営利団体の活動の基本は「現状や社会課題をしっかり理解した上で、寄付してほしい」という気持ちがあるため、あれもこれもといろんな要素を含ませて真面目になりすぎたり、目的がぼやけたり、面白みがかけたりするものです。
ただ、問題解決には強力な手段が必要です。
基本的なことですが、多くの人を巻き込む”バズ”を起こすためには、
優先順位をつけるどころか、最優先の目的だけに絞り圧倒的シンプルに。
そして大胆に実行することが重要なのではないでしょうか。
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