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ブカレスト留学 Week6-ブカレストのお酒事情
久しぶりに重い風邪をひいて1日半寝込んでいました。母に子どもの頃教わった風邪を引いたときの特効薬カモミールティーと、日本から持ってきていた薬を飲んでひたすら寝て回復させました。踊りの師匠がトランシルヴァニア(現在はルーマニア国内に位置する旧ハンガリー領土)にいた際、ツイカ/パーリンカ(後述する蒸留酒)を飲んで寝て風邪を治していたと教えていただいたので、ルーマニアのお酒事情について話そうと思います。
ルーマニアの有名なお酒
ルーマニアの伝統的な蒸留酒に、ツイカ(Țuică)、パーリンカ(Pălincă)があります。どちらも果物を原料とする蒸留酒です。ツイカは果物の中でも特にプラムから蒸留されていて豊かな香りとバランスの取れた味わいを持つと言われています。対してパーリンカは、プラム、リンゴ、梨、サクランボなど様々な果物を原料とし、数回蒸留されることによってツイカよりも高いアルコール濃度と強い味わい、透明感を誇ります。パーリンカはトランシルヴァニアに名残を持ち、ハンガリーだとPálinkaという表記になります。
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ルーマニアは、ヨーロッパでは名のあるワインの生産地でルーマニアワインも多く嗜まれています。下の写真はスーパーのワインコーナーですが、非常に高価なワインからお手頃な値段のものまで、さまざまな種類のワインが売られています。私はお酒の中で赤ワインが最も好きなのですが、日本よりも格段に低価格で美味しいワインが飲めるので嬉しいです。
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ルーマニアで最も安い飲み物
ルーマニアで最も安い飲み物は何だと思いますか?実は、ビールです。外食に行ったとき、一番安い飲み物はどこのお店でもビールです。こちらでは日本のように飲食店で無料のお冷は提供されないのですが、私が今までに行ったことのあるレストランではどこでもビールよりお水の方が高かったです。ブカレストのレストランの値段は東京とだいたい同じくらいの相場を想像してもらえればいいのですが、ビールの値段は基本400円から700円の範囲です。友達と外に飲みに行くときの行きつけのパブがあり、そこでは300円しないくらい、9レイのビールをいつも飲んでいます。経験上、9レイが外で飲むときの最安値です。
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スーパーに行くと、ビールの安さにさらに驚きます。上の写真の一番左の列の赤と緑の缶が最も安かったのですが、たったの2,69レイ、90円しません(1レイ33円換算)。
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瓶ビールも安いものは100円しないくらいで買えます。甘い果実のサワーもありますが、日本のような缶のサワーは珍しくどれも瓶詰めです。
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スーパーでも、ビールはジュースより安いです。さすがにお水には物によっては負けるのですが、街を行く人誰も彼もが飲んでいる人気のお水(下の写真)には勝っていました。
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レストラン、スーパーでのお酒の値段について話してきましたが、ブカレスト市内でも立地やスーパーの種類、時期によっても値段は変動するのであくまでも参考程度にご覧いただけると幸いです。
ブカレストで飲むなら…
飲み放題システムが存在するのは日本だけだと思っているのですが、ルーマニアでもそのようなシステムはなく、その度ごとにお酒を購入する形になります。パブでビールを飲んだり、バーでカクテルを飲んだり。そしてその後にはクラブに行くようです。クラブにもいろいろ種類があるようで、ポップスを流すお店やスペインやイタリアの音楽を流すクラブなど流派があるみたいです。若者には”KARAOKE"(カラオケ)が人気なようで、「カラオケは日本語だよ」と言うとびっくりされます。こちらのカラオケシステムは日本ほど先進的ではなく、スナックのように、1つのカラオケの機械でお店全体に歌声を響き渡らせる感じで歌います。ダーツ、ビリヤード、卓球、ボーリングをしながらお酒が飲めるバーもあります。繁華街だとお酒のコンビニが夜中まで空いています。メトロは閉まってしまうのですがバスはほぼ24時間走っているらしいです。便利ですね。
ブカレストのお酒事情いかがでしたか?ルーマニア、ワイン好き、ビール好きにはたまらない国だと思います。ぜひいつかルーマニアへ。今回もお読みいただきありがとうございました!