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【140字小説】告白で甘柿

下校中の男女が渋柿の下で足を止めた。


「うまくやれよ…」

私は邪魔をしないように部屋の窓から静かに様子を伺う。


見たことのない二人。間違いなく告白してる。


二人が立ち去ったあと、庭の柿をもいで食べてみた。甘い。

この柿の木の下で告白に成功すると、果実が甘くなるのだ。


#140字小説


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