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夏のイギリス旅 2024 (1)

若かりし頃、インドに憧れて何年も行っては帰りしたのだが、イギリスなんかなんの興味がなかった、なのに最近イギリスに呼ばれている。
この夏は十日ほどだけど、イギリスというかスコットランドを旅した。どこか知ってるこの街の汚れ具合、、、と感じるのは、そうか、インドのとくにボンベイとむかし呼ばれたあの街並はイギリス人が建設したのだった。

Glasgow

エジンバラ経由でグラスゴーに到着。
街全体が石で出来ているようなゴシックな佇まい、ゴッサムシティなような建物群がかっこいい。海までどれぐらいか分からないけど、カモメが飛び交う道端でバグパイプを吹く少年がいた。

翌朝は、グラスゴーで人気だというパン屋「outlier」で朝ごはんを。
パンが並ぶ後ろがキッチンになっていて、グリルしたり、サンドしたり。パキパキと調理して、スタッフ同士でちょっとした合図を送っているのを見るのはいつも楽しい。

注文したのは、Grilled Kippers on Toast, Tarragon brown butter, soft boiled egg + burnt lemonと読める。出てきたお皿にはスライスしたレモンがローストされていておしゃれ。この日はkipper(ニシン)がなくてmackerel(サバの燻製)になったけど、、、ベースのパンがしっかり食材を支えていておいしい。

夜には、パブでビールとご飯と思ったけれど、座るどころか立つところもないぐらい混んでいて、とりあえず一杯飲んで退散。

この季節、グラスゴーの夜は九時ぐらいまで陽が沈まない、ほろ酔いでふらふら散歩していると赤い三角コーンを被った騎士に出会った。
ウェリントン・ハット!
ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーの騎馬像に酔っぱらいが被せた三角コーンはグラスゴー市民の誇りとなっていて、バンクシーいわく世界最高のストリートアートなんだそうだ。
あー、こいつがインドをイギリスの植民地とした奴だな、ウェリントン。

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