HR pentestは何を達成するのか

いよいよ大晦日、残り数時間で2023年も終幕となります。
本年は弊社主力プロダクトHR pentestによっても非常に実りある1年でした。
様々な業界で活用いただくことで、弊社としてもますますの知見を獲得し、またその実績からサービスへの自信を新たにすることができました。

今回は、HR pentestについてつれずれなるままに考えを書いていきたいと思います。

さて、HR pentestは「退職時面談=退職者の声」をデータとして最大限活用することで、組織の抱える課題を改善し、最終的には定着率/離職率の改善を目指すサービスです。
リテンションマネジメントSaaSを謳っているので、目標は定着率/離職率を置いておりますが、至上の目的は「組織の抱える課題を解決すること」に違いありません。

そのため、HR pentestは何に効く?と聞かれれば、「定着率/離職率の改善」はもちろん、「エンゲージメントや従業員満足度の底上げ」「採用力強化に向けた魅力創出」「働き方改革の一環」「従業員体験(EX)の向上」「制度設計や改善」などがあげられます。
誤解を恐れずに言えば、まさに万病に効く試みです。

では、他の組織課題を改善するサービスとどのような違いがあるのかが気になりますね。
私が思う最も大きな違いはフォーカスしているデータ=退職者の声です。

従業員の不満を察知するにはどのようなデータがあるでしょうか?
ざっくりと2分します。
・在職者から得られるデータ
・退職者から得られるデータ

もう少し見ていくと・・・

  • 在職者から得られるデータ

    • 定期面談によるヒアリング

    • アンケートサーベイ

    • 従業員口コミサイト

  • 退職者から得られるデータ

    • 退職時面談←

    • 従業員口コミサイト

ここでは詳細は控えますが、それぞれのデータに一長一短があります。
あえて私たちの扱う退職時面談の特徴を言えば「より致命的な問題=離職の原因を効果的に収集でき、一定の工夫によってホンネを引き出すことができる」一方で「面談者のスキルやマインドセットによってデータ品質が変動し、また、データとして蓄積、活用する難易度が高い」というデータです。
(もちろん、HR pentestはこのデメリットを解消する仕組みとテクノロジーを備えています)

至上の目的としてあげた「組織の抱える課題を解決すること」をあえて、このデータに即して言い直すのであれば「組織の抱える致命的な課題を解決すること」になるでしょうか。
イメージとしては筋トレ(エンゲージメント)ではなく、出血を止めるための取り組みであったり、0をプラスにするのではなく、マイナスを0にする取り組みという形です。

まだまだ、これからのサービスではありますが、来る2024年もますますお客様の力になれるよう励んでまいります。


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