ナゾナゾ

私は病気ではない。
だけど病気がアイデンティティとなっている私にとって、病気でない私には価値がない。
だから私は病気であるフリをしている。
ゆえに私は病気ではない。
⁡
事実と罵倒と見えない本音が混濁する
⁡
⁡
ーーー ーーー
この間の診察で
ナゾナゾみたいなことを言って
先生を困らせてしまいました。
⁡
でも常々思ってしまうこと。
病気でない方が良いのだけれど、
子供の頃からそうだった分
病気じゃないと不安になってしまう。
⁡
リウマチは目に見えて症状が現れるのに対し、
精神疾患は、それを捉えようとする時
雲を掴むような感覚によく陥る。
⁡
「病気で苦しんでいる私」に懐疑的になる。
⁡
もうその二面性が病的なのに。
⁡
それ以前に
苦しんでいる事実が黒い足跡を残しているのに。
⁡
なにもかも嘘だと、
跡を掻き消す私がいる。
⁡
⁡
だから、
あなたは病気だよ。
と先生に言ってもらえるとほっとしてしまう。
⁡
⁡
拗らせすぎた。