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「笑い話の日」までの日

こころにぐっと負荷がかかると
そのときはもちろん苦しいけれど
負荷を乗り越えて回復するまでも
結構苦しかったりする

「いつかは笑い話になる」
そう思い、そう願い、
時が解決するのを待つ
それはかなり大変なことだ

「笑い話の日」を迎えるには
強い信念が必要なんじゃないかと
最近よく思う

「時」は何もしなくても
前へ進んでいってくれる
後ろへ進むことはない

でもこころは後ろに進むことができる
記憶がそうさせるのだろうか
なんども、なんども
同じ過去を繰り返し再生しては
なんども、なんども
痛めつけられてしまう

その度に「笑い話の日」を信じて
ぐっと地に足をつけ
今を踏ん張る人たちが
たくさんたくさんいるのだろう

そんな人たちに届けたい
「一緒にその日を待とう」と

たったの22年しか生きていないけれど
「笑い話の日」が
実現したことはたくさんある
あの時は言葉にすることも辛かったのに
言葉にして、さらに笑ってしまうのだから
こころってすごい

こころが立ちすくんでしまうのは
こころが後ろ歩きしてしまうのは
きっと「笑い話」までの助走を
しているのだと思う

走って走って
ひとつ乗り越えたとき
どんなに苦しい今でも
笑って話せる過去になる

そう言い聞かせる帰り道
綺麗事だとしても
信じてみたい

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