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ベツバラな日々
2月まで、めちゃくちゃ忙しい毎日が続くのだけど。
それでも、本を読むことはやめられない。
読書って習慣だもの。
『しずかな日々』
このタイトルがとても秀逸なことを、
読み終えた今、しみじみ感じている。
本当にしずかな日々。誰かの。誰もの。
傑作、と言ってしまうのは簡単で月並みなような気もするけど、すごく好きな感じ。
書かれていない部分というか、ちらっと、サラサラ書いてる部分が後からズン、ときて。
真夏の賑やかな学校プール、
シャクシャク食べてお腹いっぱいになるスイカ、
汗をかきながら足に力をこめて走らせる自転車、
皮の匂いに慣れていく野球のグローブ、
仲間との駆け引きのない距離。
全部、私も一緒に体験した。そう、全身で。
だから、心地よく疲れ
長いため息とともに、この真夜中に本を閉じる。
本の出会いは人のそれに似ている。
私は今のタイミングで、この物語に出会ったのだな、と思った。
1日1冊の読書の時間。
仕事もあるのによくそんな時間があるね、と言われるけど、時間なんて作り出すもの。
こんな至福の時間は美味しすぎて、まるで、別腹のようなのだから。
習慣が人をつくるし、変えていくという。
私の読む本は、どうやらいつも、あまり変わらないようだけれど。
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