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【HR】人材不足に対し、僕達が今からできること

みなさんこんにちは。

林海渡(はやし あまと)です。

本日は、日本の社会問題の一つである「人材不足」について

僕達がどう向き合い、そして何から始めたらいいのかについて話をしていきます。

「今の自分には、あまり関係ないかな?」と

思われるかもしれませんが

数年後には僕達の働き方や、市場価値に大きく影響してきますので

この問題について企業だけでなく

個人的にも今から準備をしておいた方が良いなと思います。


1.結論

いつも通り、結論からお話ししますと

AI(人工知能)とRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)に
今から触れておく!!これが一番大事!!


2.この記事を書くことになったキッカケ


・仕事を通じ、様々な業界、職種の企業の「人材不足」に向き合うことが多い

・人材不足は中小企業や不人気な業界だけでなく、大手企業や人気業界でも起きている

・お客様(企業)の人材不足問題を深堀していくと、これは、僕達個人にとっても大きな問題になることに、じわじわと気づき始めた


3.【本題】人材不足への個々の対処法


①そもそも何故人材不足が起きているのか

人材不足が起きている最たる要因は「労働人口」の減少です。

これは周知の事実です。

日本の総人口は減少し続けており、特に15歳から64歳の労働年齢人口(生産年齢人口)は急速に縮小しています。

具体的な数字を見ていくと

現在(2023年)の労働力人口(15歳以上のうち労働可能な者)は、総務省の統計によると約6,600万人です。

労働人口は

2030年になると約5,800万人

2040年になると約5,000万人
→現在と比較すると、関西の労働人口が全員いなくなる状態です。

2050年になると約4,500万人
現在と比較すると3分の1の労働人口が減少します。


今まで3人でやっていた仕事を、2人で行う必要があります。

正確な例えかは分かりませんが
僕は野球でその時の状況をイメージをしました。

今は9人で守っている守備を、6人にする必要がある。
(多分、外野手を3人から2人、内野手を4人から3人にするようなかんじ)

そうすると、様々な場所に穴が発生してしまう。

そもそも野球に関する考え方や慣習が代わる。

このような大変な状況に陥ります。
(ご自身が好きなスポーツでイメージして頂ければと思います)

②人材不足により、どいうった問題が起きるか

では次に、人材不足により生じる、主な問題3つを挙げさせて頂きます

・ 経済成長の鈍化
労働力が不足すると、製品やサービスの生産性が低下し、企業が拡大するためのリソースが不足します。

特に製造業や建設業、サービス業など労働集約型の産業では
深刻な人手不足が経済全体の成長を抑制する可能性があります。
(今まで10人で100個の製品を作っていた場合、70人になると70個しか作れなくなります)

また、生産現場の人を補充するために
新規事業やイノベーションを推進するための人材を回してしまうと
競争力が低下し、国際的な市場での地位を維持することが難しくなります。

・ サービス品質の低下
これは特に介護、医療、教育、飲食、観光などのサービス業において言われている問題です。

例えば、介護や医療現場で人手が足りなくなると、従業員一人当たりの業務負担が増加し、適切なケアやサービスを提供できなくなる可能性があります。

医療機関では待ち時間が長くなり、診断が中々受けられない状況になります。

これにより、利用者の満足度が低下し、最終的には企業や業界全体の信頼が失われるリスクがあります。

・従業員の過労と離職率の増加
これはイメージしやすいかと思いますが
人材不足の影響で、既存の従業員に過剰な業務負担がかかることが多くなります。

長時間労働や精神的なストレスが増えると
従業員の健康問題やモチベーションの低下が発生しやすくなります。

これにより、従業員の離職率が上昇し
さらに人材不足が悪化するという悪循環が生まれる可能性があります。
負のスパイラルです。

これらの問題は、企業と経済全体に大きな影響を与え、長期的な持続可能性を脅かす可能性があります。

③人材不足に対する解決策

最後に、人材不足を解決する、有効な施策を3つ挙げさせて頂きます。

・テクノロジーの活用と自動化の推進
人材不足に対応するために、企業はテクノロジーを活用し、業務の効率化を進めています。

《AI(人工知能)とロボットの導入》
特に製造業や物流業で、AIやロボティクスを使った自動化が進んでいます。

これにより、人手に依存しない生産や業務プロセスを実現し、労働力の不足を補うことが可能です。

また、サービス業においても、AIを活用したカスタマーサービス(チャットボットなど)や無人店舗の導入が増えています。

最近では生成AIがあらゆる場面で活用されており、お客様へのプレゼン資料であったり
広告動画、音楽、あらゆるものをAIを活用しベースを作ることが出来ます
(こういったnoteのような記事も、AIで、かなり精密に書くことができます)

《RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)》
事務作業やデータ処理などの定型業務を自動化するRPAが広く導入されています。

これにより、単純なルーチン業務を自動化し、社員がより創造的な仕事に集中できるようになります。

・女性、高齢者の労働参加の促進
日本の労働市場では、女性や高齢者の活躍を促進することが重要な解決策となっています。

因みに前述した労働人口のうち、女性の割合は44%と非常に高い割合となっております。

企業は、女性の育児と仕事の両立を支援するために、柔軟な勤務時間や在宅勤務の導入、育児休業からの円滑な復帰支援を進めています。

また、女性管理職の比率を高めるために、リーダーシップ研修やキャリア支援プログラムを提供しています。

一報、高齢者の雇用延長など、定年を迎えた高齢者でも働き続けられるように、再雇用制度やシニア向けの柔軟な労働契約を導入する企業が増えています。

経験豊富な高齢者が持つ知識やスキルは、若年層の不足を補う貴重な資源となります。

特に、今の60歳の方は昔と比べると非常に若いです。

なので、健康な60歳以上の方が働ける環境整備を進めていくことが大切です。

・外国人労働者の積極的な採用
外国人労働者の受け入れを拡大することは、人材不足を解決するための重要な施策です。

外国人労働者の雇用促進: 政府が特定技能ビザを新設したこともあり
介護、建設、農業などの分野で外国人労働者の受け入れが拡大しています。

企業は、多文化共生の職場環境を整えるために
外国人労働者のための日本語教育やサポート体制を強化しています。

高度人材の採用: 特にITや研究開発などの分野で
海外からの高度人材を積極的に採用する企業も増えています。

日本国内で不足している専門的なスキルを持つ人材を確保するため
国際的な人材市場へのアプローチが進んでいます。


4.まとめ

日本の労働人口は、現在から30年後には3分の1が減少します。

これは避けて通れない未来です。

これに対処するために、企業はあらゆる施策を実施しておりますが

個人としては「AIやRPAを普段から触り、使うことに慣れておく」を
今から始めておいた方が良いと思います。

今、自分が1日で行っている仕事に関して、量は変えずに、取り組む時間を減らすにはどうしたらいいか?

この考えを持って仕事をすることが大切であり、僕自身、それに取り組んでいます。

近い将来、強制的にも職場でAIやRPAを使う時が来る

もしくはAIやRPAで業務を構築する仕事が発生するので

その際に抵抗が無い方がストレスなく仕事が出来そうですね。


今回も、記事をお読みいただき、ありがとうございました。


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