政党

政党とは

共通の原理・政策の実現のために、政権の獲得あるいはそれへの参与を企図する団体。

日本における「党」は武士の時代よりあった。
児玉党や村上党など個人の名前を連ねた武士の団体を呼ぶ用語でした。
幕末から明治維新にかけて、国内的には、「土佐勤王党」などの口論を主張した党派の誕生があり、対外的には欧米列強の政治体制に触れる中で議会政治における政党制に着目するようになった。
これらによって従来の「党」が見直さられるようになる。

板垣退助らによる「自由民権運動」、不平士族による西南戦争は武力による政府転覆を不可能にし、言論による闘争が志向されるようになっていきます。
板垣退助による「自由党」
大隈重信による「立憲改進党」
福地源一郎による「立憲帝政党」
しかし、「超然主義」の方針を打ち出し、これらの党は自然消滅したが、
明治２２年(1889年)大日本帝国憲法の公布と共に衆議院銀選挙法が公布され、
２５歳以上で納税１５円以上の男子に限られ、これらの党が再び結成された。

とはいえ、大日本国憲法は議会の協賛なくしては重要な決定ができない仕組みになっていた。
そのため、政府側は選挙への大規模干渉や金銭・ポストによる、政府に批判的な党やその幹部を買収工作し懐柔した。

いつの時代も政治にはお金やポストが絡んでいるようです。

➖野草庵➖