スクリーンショット_2020-02-28_11

【教育改革】教師の仕事はAIに奪われるのか?

こんにちは、おおひさ です。僕は月に1回程度、大学生と育休を取得中の教員の方たちと勉強会を行なっています。今回はその勉強会での内容を発信していきます!

世界中、国内でも機械による仕事の効率化・自動化、AIによる自動運転などによって、今ある仕事が無くなり新しい仕事が生まれていきます。

では、教師の仕事はAIに奪われるのでしょうか?

テーマ設定について

今回の勉強会のテーマは僕が決めたのですが、そこには理由があります。

僕自身、「教師の仕事はAIに奪われるのか?」と聞かれると五分五分ぐらいと思っています。

・「もしかしたら奪われるかもしれない!」という危機感

・仮に奪われた場合、自分には何ができるか

・人間が行う教師としての仕事の価値

これらについて、今考えておくことも大事だと思い、今回のテーマに設定しました。

この本を読んだことはありますか?

この本は、環境などの「変化」に対して、どう対応できるか、どうやって変化に気づくことができるのかをストーリーで描いています。

人生は大小さまざまな変化の連続です。変化というのは、特別なことではなく、すべての人の周りで起こりうるものです。

「人生は進んでいく。ぼくらも進まなくてはならない」

変化に対して勇気を持ち、動き始めることが大切だというセリフもあります。

この本は「いま、私たちが具体的に何をするべきか」を教えてくれる夢の一冊ではありません。しかし、自分たちが何をしていくべきか考える上で、複雑な問題をシンプルにしてくれる一冊です。

読んだことのない人は要約・解説している動画があるので、そちらを見てください!

学校の仕事でAIに任せられること

完全に仕事が奪われることがなくとも、仕組みを作り、AI(機会)に任せて時間を短縮できることはいくつもあります。

例えばテストの採点や提出物の確認です。

2020年4月から、全国の小中学校に教育用のタブレットが導入されていきます。詳しくは下の記事を参照してください。

センター試験のようなマークシート形式であれば、読み取りができれば採点はすぐに終わります。テストのフィードバックは模試の結果のように、今の自分には何が足りないのか、どの分野が苦手なのか子ども一人ひとりに対して「個別に最適された」アドバイスも加えることもできます。

記述問題の採点に関しては、採点基準等の公平性などまだ考慮すべき点はあります。また、手書きの文字を写真で送った場合は、読み取りができるのかといった問題点もあります。

提出物の管理は学校用の教育アプリを活用します。

課題や作品のを写真や写真で送ることで、紛失や場所を取ることがありません。また、子どもたちは自宅から課題を提出できるようにもなります。

コロナウイルスによる小中高校の休校に関して、職員室で電話対応に追われている学校もあるかと思います。

企業等のカスタマーセンターでは、AIによるメールの自動返信、対応説明のページを推奨などによって、問い合わせに一斉に対応しています。

電話は1体1でしか対応できません。同じような質問に対して毎回1人づつ対応することは時間の無駄です。そもそも教師の仕事は電話対応ではありません。

働きすぎ、超長時間労働をしている教師の仕事は、個人的にAIに奪われたい感もあります。笑

全部奪われることはなくとも、教師(人間)とAIの住み分けがあれば、時間の短縮にはつながると考えています。

教科としての授業

最近、YouTubeで授業・解説している人が増えたような気がします。パソコンやタブレット、ネット環境さえあればどこでも学べる時代です。

大学の講義のシラバスでも、YouTubeで予習しておくようにと書かれていることもあります。

こうなれば学校に行く意味、教師は何を教えるのかと疑問になるかもしれません。

教育基本法第1条 教育の目的は以下の通りです。

教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

つまり1番の目的は、1人の人間として人格や人間性を高めることです。「ただ勉強ができる子ども」を育てることでがありません。

教師という職業はAIに奪われないとしても、仕事の内容はみなさんが子どもの時に見ていた教師と大きく異なるかもしれません。

まとめ

教師という時ごとがAIに奪われるかどうかは正直わかりません。

しかし、時代の変化や「もしかしたら奪われるかもしれない!」という危機感、仮に奪われた場合、自分には何ができるか人間が行う教師としての仕事の価値などについて思考し続けることは大事だと思います。

今浮かんでいる考えは、

教師という職業はAIに奪われないとしても、仕事の内容は今までの教師と違う仕事になるだろう

 といった感じです。

あと不謹慎ですが、コロナウイルスのような感染症等の対応マニュアル、一斉休校した際の学習管理、オンラインでの学びなど、新しい取り組みが生まれたらなあと思っています。

みなさんはどう思いますか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!!

いいなと思ったら応援しよう!

つよぽん@元忍者の小学校教師/コーチング
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!サポートでいただいた費用は、本や教育関係のクラウドファンディングに投資しようと考えています。その投資から得たものは、またnoteの記事で発信していきます。よろしくお願いします!